トランプ次期米大統領の「勝利確実」の報がウクライナで流れたのは、6日午前9時前だった。 ティモシー・ズラトキンさん(42)は首都キーウに戻る車内でそれを知った。ボランティアとして、激戦地・東部ドネツ…
10月27日投開票の衆院選で、特定の候補者の選挙運動をした知人らに対し、報酬として現金計約6万円を違法に支払ったとして、大阪府警は15日、大阪府太子町議の辻本馨容疑者(55)=同町山田=を公職選挙法違反の疑い(買収)で逮捕し、16日発表した。認否は明らかにしていない。 捜査2課によると、辻本容疑者は10月24日、特定の候補者の当選を呼びかける選挙運動をした知人ら2人に対し、報酬として個別に現金3万2千円と3万5千円を手渡しした疑いがある。公選法は、事前に選挙管理委員会に届け出をした車上運動員などを除き報酬を禁じている。 関係者によると、候補者は辻本容疑者の地元の大阪15区から自民党公認で立候補し、比例当選した島田智明氏(54)。辻本容疑者は島田氏を支援していた。10月24日は選挙区内の河内長野市で、自民党政務調査会長の小野寺五典氏が応援に訪れた演説会が開かれ、知人ら2人は現地で運動していた
「単一画家による最大の油彩画」とギネス世界記録が認定したジェラール・ディマシオの作品=2024年11月14日午後2時3分、北海道新冠町太陽、松本英仁撮影 北海道新冠町太陽地区にある「太陽の森ディマシオ美術館」に収蔵、展示されているフランスの幻想絵画の鬼才、ジェラール・ディマシオ(86)の作品が14日、ギネス世界記録によって「単一画家による最大の油彩画」に認定された。美術館は元町立小学校を利用したもので、大阪市の収集家が2010年に200点超の収蔵作品を展示するために開館した。 【写真】フランスの幻想絵画の鬼才とされるジェラール・ディマシオの作品を収蔵する太陽の森ディマシオ美術館=2024年11月14日午後2時10分、北海道新冠町太陽、松本英仁撮影 ディマシオの作品は「先入観を取り払い、見る人の感性を尊重するため」、あえて題名は付けないという。認定された油彩画は、縦9・004メートル、横27
1日8時間・週40時間を超えた労働に支払う割増賃金について、厚生労働省は、本業先と副業先の労働時間を通算して計算する現行制度を見直す検討に入った。複雑な仕組みを改め、副業や兼業を促進する狙いがある。 【図解】連続勤務の仕組み 14日以上を禁止へ、いまは最長で48日間可能 通算ルールの見直しは、厚労省の有識者研究会が年度内にまとめる予定の報告書に盛り込まれる見通しだ。 労働基準法は1日8時間・週40時間を法定労働時間と定めており、使用者はこれを超えて働かせる場合は労使協定(36協定)を結び、割増賃金を払う必要がある。さらに厚労省の通達で、労働者が企業に雇用される形で副業した場合も、本業先と副業先の労働時間を通算した上で、法定外の労働分の割増賃金を支払う仕組みになっている。
外国産と国産が混ざったそば粉を「純国内産そば粉」と偽って売ったとして、滋賀県警は11日、「山本そば製粉」(大津市坂本3丁目)の山本宗五郎会長(76)ら3人を不正競争防止法違反(誤認惹起(じゃっき))と詐欺未遂の容疑で逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。 ほかに逮捕されたのは弟の健二社長(71)、息子の晃大(こうた)営業部長(39)。県警生活環境課によると、3人は共謀し、中国など外国産と国産を混ぜたそば粉の販売用袋に「純国内産そば粉」「北海道(キタワセ種)上川」と偽って表示し、5月下旬ごろ、大阪府の会社に10キロを納品し、約7千円を請求した疑いがある。同社が2023年に売ったそば粉は約230トンで、県警はこのうち少なくとも約26トンを偽装販売したとみている。 同社のホームページによると、1945年設立。県警によると、2012年以降、北海道から沖縄まで全国約5千社と取引があるという。
米国の風刺ニュースサイト「ザ・オニオン」は14日、銃乱射事件などをめぐって陰謀論などを広めてきたサイト「インフォウォーズ」を買収したと発表した。今後は「利益目的の偽情報」ではなく「善のためのユーモア」を拡散し、銃規制に取り組む団体のメッセージも発信していくという。 【写真】2022年8月2日、米テキサス州の裁判所の外で、報道陣に話すアレックス・ジョーンズ氏=ロイター インフォウォーズを運営するアレックス・ジョーンズ氏は、2012年12月にコネティカット州の小学校で26人が殺害された銃乱射事件について「我々の銃を没収するために演じられた」などと主張し、子どもを亡くした親も「役者が演じていた」と発言してきた。 これに対し、事件の遺族が訴訟を起こし、ジョーンズ氏やインフォウォーズの経営会社に対し計14億ドル(約2200億円)の賠償命令を得たため、ジョーンズ氏が自己破産を申請していた。この過程で、
『夜と霧』『アンネの日記』に並ぶ古典的名著、 『アウシュヴィッツは終わらない』の改訂完全版。 強制収容所から生還した著者が、 人間の極限状態を克明に描き出す レーヴィがナチスのユダヤ人強制収容所から救出されたのは1945年1月27日。自宅に帰り着くとすぐに、彼は記憶を頼りに、本書の執筆にとりかかった。飢えと寒さ、不潔な寝床、病い、そして死にゆく人々・・・・・・。過酷な強制収容所での生活が非常に緻密に、きめ細かく記されている。ものを考えることが死につながるほどの極限状態にあって、人間の魂がいかに破壊されていくのか。体験を書くという行為は、アウシュヴィッツで全面的に否定された自己の人間性を回復する作業でもあったのかもしれない。生還以来、その体験を証言してきたレーヴィの集大成的ともいえる古典的名著『アウシュヴィッツは終わらない』の改訂完全版。
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