横浜市は3日、横浜国際プール(都筑区)にある国際基準のメインプールを廃止し、スポーツフロア化する再整備案を明らかにした。これに対し、同日に市役所で記者会見を開いた日本水泳連盟などは「公認大会が開けなくなる可能性がある」として継続利用を訴えている。【蓬田正志】 市によると、横浜国際プールは1998年開業。メインアリーナには水泳の国際基準を満たしたメインプール(50メートル10コース)やダイビングプールを完備。2002年にはパンパシフィック水泳選手権、06年にはアーティスティックスイミング(旧シンクロナイズド・スイミング)のワールドカップなどの国際大会が開かれてきた。別棟には国内基準を満たしたサブプール(50メートル8コース)もある。 メインアリーナの床は可動式で、夏季はプールに、冬季はスポーツフロアとしてプロバスケットボールBリーグ1部の横浜ビー・コルセアーズの試合などにも利用されている。