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橘玲の検索結果1 - 4 件 / 4件

  • フランスとアフリカの旧植民地との複雑骨折したような歴史 – 橘玲 公式BLOG

    ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2016年4月14日公開の「現代フランスはアフリカから生まれた!? なぜ北アフリカ出身の移民だけがフランスへの「同化」を拒否するのか?」です(一部改変)。 MartinTrama/Shutterstock ****************************************************************************************** 前回の記事で、「世界でもっとも安全なはずのヨーロッパでテロが頻発するようになった理由はさまざまだろうが、私の理解では、その深淵には長い植民地支配の歴史がある」と書いた。 参考:「フランスが植民地問題を謝罪しない理由(前

    • 日本の”リベラル”は、自分たちが「保守」だと見られていることに、いつになったら気づくのか? 週刊プレイボーイ連載(610)  – 橘玲 公式BLOG

      7月7日に行なわれた東京都知事選は、小池百合子氏が290万票あまりの得票で圧勝し、3選を決めました。 新聞社の出口調査によると、全体の約7割が2期8年の小池都政を「大いに評価する」「ある程度評価する」と答えました。そのうち実際に小池氏に投票したのは半分強ですが、時事通信の世論調査では岸田政権の支持率が2割を大幅に割り込んでいることを考えれば、選挙をするまでもなく勝負は決まっていたのでしょう。東京都民は、いまの生活にけっこう満足しているのです。 注目を集めたのは、立憲民主党と共産党の支援を受けた蓮舫氏の得票(128万票)が、前広島県安芸高田市長で東京ではほぼ無名だった石丸伸二氏(166万票)にも及ばず、40万票ちかい大差をつけられたことです。 立憲民主党の幹部は選挙運動に予想以上の手ごたえがあったと感じていて、開票結果が出るまでは「蓮舫は小池に勝てるのではないか」と思っていたといいますから、

      • 【橘玲】「人口の1%」のための超自由主義が、世界を覆い尽くす

        並外れた世界的成功をする人間というのはだいたい正常ではないし、マスクのような薬物中毒者も多いです。それか、レーニンみたいに極度の思想中毒者であるか、です。 少数の優秀な者が技術を総動員して統治するのが合理的、という思想は、それこそ古代ギリシアのプラトンからあるし、めずらしいものではありません。世界でもヨーロッパで偏って発生する思想ですが。ジオン公国総帥のギレン・ザビなどもこのタイプです。 マスクは、そういう系譜でいえば、レーニンやヒトラーの系譜に位置する人物です。 このタイプが日本で政権を取ったことはありません。しいていえば豊臣秀吉や大久保利通が近いですが、まあ、それでもヨーロッパ基準とはほど遠いです。 リバタリアンでありながら少数の優秀な者が統治する、というのは、それは自由な社会といえるのか?と、当然疑問に思われるでしょうが、この場合のリバタリアンというのは、「少数の優秀な者が自由」とい

          【橘玲】「人口の1%」のための超自由主義が、世界を覆い尽くす
        • 世界の終末を信じる億万長者たち(『テクノ・リバタリアン』未使用原稿) – 橘玲 公式BLOG

          『テクノ・リバタリアン』の未使用原稿があることを思い出したのでアップします。当初の予定ではこれを「はじめに」の冒頭にする予定だったのですが、ここに出てくるプレッパー(世界の終わりに備えて「準備する者」)の億万長者はテクノ・リバタリアンとは言い難いので、最終的には削除することにしました。 ****************************************************************************************** ダグラス・ラシュコフの肩書をひとつに決めることは難しいが、あえていうならば「サイバーカルチャーの専門家」だろうか。 1961年にニューヨークに生まれ、プリンストン大学を卒業後、西海岸に移ってカリフォルニア芸術大学で演出を学んだラシュコフは、早くからインターネットの可能性に魅了され、サンフランシスコのレイヴカルチャーを紹介し、晩年

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