「人は自分の正義を疑わない時が最も残酷」とか、「悪だと思ってた人相手にもそれぞれ正義があって、争いとはお互いの正義のぶつかり合いだ」みたいな、哲学入門書読み始めた中学生みたいな言説に今更うんうん頷いてる人、今まで何を考えて生きてきたんや。
1995年、スーパーファミコンのソフトとしては珍しく主題歌やゲーム内ボイスを収録した『テイルズ オブ ファンタジア』(以下、『ファンタジア』)に始まり、30周年も目前となった『テイルズ オブ』シリーズ(以下、『テイルズ オブ』)。 長い歴史のなかで数多くのタイトルが発売され、2023年11月には最新作『テイルズ オブ アライズ』(以下、『アライズ』)のダウンロードコンテンツ『テイルズ オブ アライズ – Beyond the Dawn』(以下、『Beyond the Dawn』)も配信されました。 長い歴史を持つシリーズは、何から入ればいいのか迷ってしまうもの。そこで今回はシリーズプロデューサーの富澤祐介さん、『アライズ』アシスタントプロデューサーの石川結貴さんに、今から『テイルズ オブ』に触れる人におすすめの作品を紹介していただきます。インタビューが進むうちに、シリーズに共通する物語の魅
『静おばあちゃんと要介護探偵 』 中山 七里 (著) 文春文庫あらすじ日本で20番目の女性裁判官の高遠寺静は今年八十歳。 退官して十六年時が経つが、臨時講師や公演の依頼が後を絶たない。 ある日、公演で名古屋に訪れた静。 公演終了後、パーティー会場庭のモニュメントが爆発。 台座の中から男性の死体が発見される。地元の名士であり、車椅子の七十歳の老人、香月玄太郎とともに事件の謎に挑む。 裁判官を長きにわたって勤め上げ、方を遵守し、曲がったことは嫌いな静。 対して玄太郎は現場叩き上げの人物で法律などは御構いなしの、自分がルールブック状態。 傲慢とも言える発言と態度で事件の現場にもぐいぐいと踏み込み、警察の情報を脅しまがいに聞き出したり、事情聴取の場に同席したり。 まとめとにかく無茶振りの激しい玄太郎に対し、しごくまっとうで常識の鏡である静かの発言と態度が絶妙なバランスで物語を進めていきます。 メチ
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