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  • 【現代詩】「雨に散る」 流れるものの上に瞬間だけ残された軌跡のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

    雨に散る 道端の 置き去りにされた 古い靴の 紐は千切れ 雨に打たれ その傍に 小さな花の群が 雨に咲き 雨に打たれ 雨に散り その小さな花びらは きっと晴れた日 暖められた風に さらさらと舞う 光のように ***** Google Geminiによる解説 暖淡堂の詩「雨に散る」解説 詩全体の印象 この詩は、道端に捨てられた古い靴と、その傍らに咲く小さな花という、対照的な存在を描き出すことで、生命の儚さや美しさを表現しています。雨という自然の力によって、古い靴はさらに朽ち果て、小さな花は盛衰を繰り返します。しかし、その花びらは、いつか訪れる晴れの日に、光のように舞い上がり、新たな命へと繋がる可能性を示唆しています。 各部の解説 「雨に散る」:詩全体のタイトルであり、雨によって生命が散るという、全体的なテーマを象徴しています。 道端の置き去りにされた古い靴:現代社会における消費社会や、使い捨

      【現代詩】「雨に散る」 流れるものの上に瞬間だけ残された軌跡のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
    • せっかく修正してもらった仮歯の一部が砕けてしまいました なかなか穏やかには進まない歯の治療 - 安心感の研究 by 暖淡堂

      先日の歯科医の治療で入れてもらった仮歯の一部が尖っていて、舌を傷つけたりしていました。 食事をしていると舌が痛いので、歯科医で尖った部分を修正してもらいました。 で、次の通院までそれで過ごそうと思っていたら。 夕食の前に、晩酌をしていました。 お気に入りの焼酎の炭酸割り。 芋焼酎 あらわざ桜島 25度 1800ml パック×2本 本坊酒造 いも焼酎 鹿児島 焼酎 酒 お酒 ノーブランド品 Amazon おつまみに柿の種をゆっくりと食べていたのですが。 細かく噛み砕いてから、そーっと仮歯の方でも噛んでみると。 不意にガリっと音がして、なにやら柿の種由来とは思えない硬さのものが口の中を移動し始めました。 出してみると、仮歯の一部と思われるもの。 どの辺りから取れて来たのかが、大体わかりました。 特に治療中の歯が剥き出しになったわけでもなさそうで。 前回、仮歯自体が取れてしまった時も、医師に相談

        せっかく修正してもらった仮歯の一部が砕けてしまいました なかなか穏やかには進まない歯の治療 - 安心感の研究 by 暖淡堂
      • 晩冬に北海道に行った時のこと 疎林の先のピンネシリ - 安心感の研究 by 暖淡堂

        2022年3月に北海道に帰省した時の写真を見ていました。 その中の一枚が、自分が北海道で暮らしていた頃を思い出す時の最初の風景とほぼ同じであることに気づきました。 雪原の中に疎林があって、その先にピンネシリに連なる山並みが見えます。山は全体が雪に真っ白に覆われています。 この風景の中で育ち、多くの人と出会い、大切な人たちと別れ、一人きりでこの場所を離れてきたんだなあ。そんなことを思ったりします。 自分の北海道の思い出で、まず出てくるのが、雪、そしてピンネシリ。 今、暮らしているところには、いずれもありません。 *☺☺☺☺☺* 晩冬に北海道に行った時のこと 疎林の先のピンネシリ dantandho ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ にほんブログ村

          晩冬に北海道に行った時のこと 疎林の先のピンネシリ - 安心感の研究 by 暖淡堂
        • 【現代詩】「走り去るもの」 雪の夜に 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

          走り去るもの 電車の音が 近づき、離れていく 雪混じりの風が 窓硝子を叩く 日々が去り 日々が訪れる ここ、にいるはずの僕が 一番初めに 走り去る あの雪山の 細い枝は きっと 風に鳴っている ***** 子供達が、夕暮れ時に、外で遊んでいる。 その声を聞きながら、大人たちは、夜を迎える支度をしている。 ただ、静かに雪の降る日に。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

            【現代詩】「走り去るもの」 雪の夜に 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
          • 「淡麗プラチナダブル」の、純粋に味が好き

            1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:誰でも作れる!「陰陽ハムエッグ」 どうしても気になるので! 近年、家でビールを飲む機会がずいぶん減っていました。甲類焼酎を炭酸水で割っただけの「プレーンチューハイ」が飲みやすくて体にもなじむもので、基本そればっかり。ビールは、店で生や瓶を飲むもの、というような棲み分けが、自分のなかでなんとなくできてしまっていたんですよね。 ところがその状況が少し変わったのが昨年のこと。3月に発売された、尊敬するラズウェル細木先生の漫画『酒は思考の源でR』を読んでいたら、作中でラズ先生が晩酌を始めるにあたり、キュビビビビビっと、ものすご〜く美味しそうにビールを飲んでるんです。いや、正確には「ビールではなく糖質ゼロプリン体ゼロの発泡酒」。 キュビビビビビ

              「淡麗プラチナダブル」の、純粋に味が好き
            • 【現代詩】「駅 は …」 鉄道という消化器のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

              駅 は … 駅は 日々たくさんの人を飲み込み 吐き出している 巨大な循環器の出入り口だ 人々は 手にした重い鞄に詰め込んだ 豊富な栄養を 時には致命的な毒素を 線路に沿って持ち運ぶ 血球のようだ 若く 力に満ちた人々が集まる駅は 騒々しく 栄養が溢れ いつも混み合っている そして そこここで 循環器障害を起こしている しかし そんな駅でも 経験を積んだ人々は けっして走らず 人を押しのけることもせず 自分のお気に入りの場所で静かに待ち 頃合をはかって 自分だけの行き先にむかって 静かに 旅立つのだ ***** 現代の詩に触れることができます。 一作でも読み切ることができたら、その後、書いたものが詩になっているかもしれません。 続続・吉増剛造詩集 (現代詩文庫) 作者:吉増 剛造 思潮社 Amazon 以下は暖淡堂の詩集です。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群

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              • 戦国武将たちはなぜ「十八史略」を読んだのか 還暦と定年を機会に古典を学び直すために最適な入り口 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                こんにちは、暖淡堂です。 還暦や定年を機会に古典を学び直すのはとても有意義なことだと考えています。 人生経験も十分に積んでいるので、古典を読むときの理解が、若い頃よりもずっと深くなっていることに気づくはず。 改めて古典を読もうと思った場合、では何から読み始めるのがよいでしょうか。 書店で入門書や解説書などがたくさん売られている論語や老子、荘子などの東洋思想の書物をまず手に取るのがよいでしょうか。 それとも翻訳や小説化されている水滸伝や三国演義などから読むのがよいでしょうか。 そのどれから読み始められるのも、十分に楽しめるし、学ぶことも多いかと思います。 暖淡堂の一番のオススメは、歴史書です。 それも太古から元が中華を支配するまでの通史である「十八史略」。 十八史略 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫) 作者:竹内 弘行 KADOKAWA Amazon 十八史略 (講談

                  戦国武将たちはなぜ「十八史略」を読んだのか 還暦と定年を機会に古典を学び直すために最適な入り口 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                • 有楽町の交通会館で食べれる淡麗好きには嬉しいラーメン - 食いしん坊くまのゆるゆる食べ歩き+α

                  有楽町といえば、日比谷、新橋、銀座、銀座一丁目からいずれも徒歩10分以内にあります。 その有楽町駅のすぐ目の前にある"東京交通会館"っていう総合ビル、聞いたこと・行かれたことありますか? 今日は、有楽町の東京交通会館内にある、淡麗好きには嬉しいラーメン屋さんを1軒ご紹介させてください。 席数が少ないので、ここはあえて1人で訪れて欲しい場所です♪ 勿論、デートやお友達と2人で行かれても問題ないですが、隣同士座れる確率は・・・運次第でしょうか😄 有楽町駅近にある東京交通会館でできること どんなお店? 麺屋ひょっとこ 交通会館店の営業時間 麺屋ひょっとこ 交通会館店へのアクセス 食べ物 お料理を頂いた感想 近くにあるおススメの喫茶店 有楽町で淡麗ラーメンを食べるなら 有楽町駅近にある東京交通会館でできること 有楽町駅を出たところには、複数のデパートや商業施設があるので、お買い物やウィンドウショ

                    有楽町の交通会館で食べれる淡麗好きには嬉しいラーメン - 食いしん坊くまのゆるゆる食べ歩き+α
                  • 「チンギス紀<十一>黙示」 北方謙三 1215年頃 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                    モンゴルの侵入を許した金は、25万の正規軍、さらに25万の義勇兵をもってモンゴル軍10万を押し潰そうとした。その指揮を取るのは老将定薛(ていせつ)。定薛は義勇軍の25万を死に兵として使い、疲弊したモンゴル軍に金正規軍を当てようとした。 決戦の日、定薛は自慢の白髭を赤く染めた。そして、モンゴル軍が義勇兵で作られた部隊に当たっては引くことを繰り返すのを見ていた。自らが指揮する金正規軍はほとんど無傷のままである。定薛は金軍の勝利を確信していた。 定薛は身近に風のように迫るものに気がついた。モンゴル軍の遊撃部隊2万騎が金軍の中枢に奇襲をかけたのだ。定薛を守ろうとした副官の首が飛ぶ。風が吹き抜けた後、定薛の首もまたモンゴル兵の槍の穂先に突き立てられていた。 金軍が敗れたことで、金国の朝廷に動揺が走った。将軍胡沙虎によるクーデター、そして衛紹王の死。それでも国として機能している金国は崩れなかった。そん

                      「チンギス紀<十一>黙示」 北方謙三 1215年頃 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                    • 「エンブレム」 フルアルバム 谷村新司 心が震える名曲群 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                      こんにちは、暖淡堂です。 谷村新司さん、今でもときどき思い出しています。 名曲が多いですね。 アルバムに収録されている曲で、シングル等になっていないものにも、忘れられない名曲がたくさんあります。 それらを紹介しようとすると、ネット上で共有されていなくて、ちょっと寂しい思いをしたりしますね。 で、この「エンブレム」ですが、フルアルバムがYoutubeにあります。 これ、とても嬉しいです。 この「エンブレム」は、谷村新司さんのアルバムの中でも特に名盤といってもいいくらいのものです。 全体の雰囲気は「アリスⅨ」に通じるものがあります。 このアルバムを通して聴くことで、谷村新司さんのどのような部分がアリスに持ち込まれているのかがよくわかると思います。 冒頭の2曲に、もし堀内孝雄さんの声のコーラスが入っていたら、こんな感じかな、とか、矢沢透さんがいたら、こんなアレンジになったのではないかな、なんて、

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                      • 暖淡堂ブログファミリーの最近の投稿から - 安心感の研究 by 暖淡堂

                        こんにちは、暖淡堂です。 雑居ブログのカテゴリーを独立させたり、過去に立ち上げたブログサイトを維持したりで、結構たくさんブログを書き続けています。 暖淡堂ブログファミリーと呼んでもいいくらいの数になっています。 今回は、そんな暖淡堂ブログファミリーに最近投稿している記事を紹介したいと思います。 <スポンサーリンク> 安心感の研究 by 暖淡堂 このブログは当雑居ブログです。 自分のこれまでの暮らしを振り返ったり、興味のある書籍や古典、好きな音楽の紹介などをしています。 時々、日記も書いています。 で、アクセス数の多い記事が以下になります。 dantandho.hatenadiary.com 検索で読みに来ていただいています。 これはVocaPandaさんの魅力によるものですね。 これからも時々紹介していきたいと思っています。 易の言葉で穏やかに暮らす 「安心感の研究 by 暖淡堂」のカテゴ

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                        • 【現代詩】「花」 酔った花が光のようにこぼれ落ちるイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

                          花 酒気まじりの風が その枝の先で微かな渦を巻く、 と、 空間が小さく揺れ、 波紋のように生じた襞の間を、 滑り落ちるように、 たくさんの花が、 一斉に… 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon 【現代詩】「花」 酔った花が光のようにこぼれ落ちるイメージ 現代詩の試み またお立ち寄りください。 どうぞご贔屓に。 dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

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                          • 【現代詩】「風と雪」 季節の間に雑に積もるものたちのイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

                            風と雪 足元を駆け抜ける子犬を追って ただズルいだけの気配が 落ち葉をめくる その冷たさがとても雑だ 匂いだけで降っていた雲のカケラが 首筋を撫でながら なぜか笑う 透き通ったアマい声で 季節の変わり目に 騙されるとしたら 重さのないものだけが この手に残ればいい ***** 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

                              【現代詩】「風と雪」 季節の間に雑に積もるものたちのイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
                            • 小学生の頃に、すでに理系だった 豊沼-砂川(二十一) - 安心感の研究 by 暖淡堂

                              小学校時代は得意だった科目は一つもない。国語や算数など、問われている内容がまったくわからなくて、先生に当てられても答えられないことが何度もあったように思う。言葉の意味がよくわからなかった気がする。 それでも、好きだった科目はあった。理科と、社会科の中の歴史、それも古代史の部分である。理科は、宇宙の話が好きだった。月の満ち欠けを、ボールと自分の頭の影を使って再現する実験を提案して、先生にほめられた。その実験は、事業中、不意に思いついたものだった。 歴史は、担当の先生の話が楽しかった。そして、古代というものがあるということを知った楽しさもあった。 * 理系、文系、という分け方にも色々とご意見はございましょうが。 僕は小学生の頃から、理系が好きで、得意でした。 漫画やアニメの影響が大きかったと思います。 小学生の頃から、松本零士さんの漫画が大好きでした。 四次元世界 (ビッグコミックス) 作者:

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                              • 【現代詩】「また一日」 立ち止まることの効用 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                また一日 ふと、もう歩けなくなるのではないか そう思った なら、いっそ まだ歩けるうちに、立ち止まってみよう すぐ後ろにいて、僕を追いかけていたはずの人が 思いがけず遠くにいて 別の方角を向いて進んでいた 僕の前にいたはずの人の大きな背中が バランスの悪い歩行で、大きく揺れていた 遅いと思っていた人は 時々立ち止まり、進む方向を確認していた 僕と目が合い、にっこりして手を振ってくれた 急ぎ足で歩いていると、気づかなかったのだ 僕は、また歩き始めた 疲れ切る前に、立ち止まってみてよかった また一日 ***** 急足で進むよりも、ゆっくりと歩いている方が、より遠くまで行ける。 そんなふうに、実感を込めて、思えるようになりました。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキン

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                                • 「チンギス紀<十>星芒」 北方謙三 1210年頃の中国 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                  岳飛伝で描かれた時代から数十年後の13世紀の中国大陸。 北の地ではモンゴルをまとめたテムジンが、長老たちの集まるクリルタイで大汗に推戴された。 そのとき、チンギスという名前も与えられた。 草原の覇者、チンギス・カンとなったテムジンは、支配地内をまとめながら、金国への侵攻の機会を窺う。 チンギスが従えるモンゴルが強大な帝国となりつつあるにもかかわらず、金はモンゴルを属国と見做し、チンギスを未だ百人隊長の一人として扱っていた。 チンギスは鎮海を使者として金国に送る。 金への朝貢を止めること、およびこれまで朝貢として納めていたものを数年をかけて返納するように求めさせたのだ。 それに金は怒り、モンゴル領内に侵入し、城砦を兵で取り囲む。 チンギスは、大軍を率いてこの城砦を救い、さらに長城の崩れた部分を抜けて金国内に侵攻した。 *🌐🌐🌐🌐* チンギス紀の中で何度か語られるのですが、チンギスは水

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                                  • 古典作品を編集したものは著作権で保護されるか 「古典と著作権」 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                    こんにちは、暖淡堂です。 書店や図書館には「古典全集」が置かれていますよね。 「万葉集」とか「古今和歌集」とか、「夏目漱石集」、「太宰治集」のような。 この全集に集められている古典作品は、そのほとんどが著作権の保護期間は過ぎています。 個々の作品は自由に利用できます。 では、この「全集」はどうでしょうか。 含まれているのが著作権保護期間を過ぎているので、それを集めた全集も自由に利用できるでしょうか。 編集著作物も著作物 やや特殊な著作物として「編集著作物」があります。 これは著作権法に次のように定義されています。 第十二条 編集物(データベースに該当するものを除く。以下同じ。)でその素材の選択又は配列によつて創作性を有するものは、著作物として保護する。 素材の選択又は配列に創作性があれば、全集のような編集物も著作物となります。 この全集に収められる作品は、保護期間が過ぎているものでも構いま

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                                    • 「嘆けとて 月やは物を 思はする」 西行法師 平清盛とともに北面武士であった歌人 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                      百人一首第86番目の歌の作者は西行法師さいぎょうほうしです。 定家らの時代にもその歌と生涯は愛されていましたが、現代でも西行法師の歌は多くの人に読み継がれていますね。 今回は西行法師について紹介します。 西行法師とは 生年は1118年、没年は1190年。 平安時代末期から鎌倉時代にかけて生きた人でした。 1140年に出家する前は俗名佐藤義清(さとうのりきよ)といい、武士でした。 鳥羽院の頃、北面武士として奉仕していましたが、この頃にはすでに歌人としての評価を得ていたようです。 なお、同じ頃の北面武士に、平清盛がいます。 出家後は崇徳院に会いに四国に出かけたり、東大寺再建のための勧進に出かけた東北で藤原秀衡に会ったり、鎌倉で源頼朝に歌道の話をしたりした様子が「吾妻鏡」に記載されています。 この行動範囲の広さが、西行法師の生涯の特徴の一つともいえそうですね。 ちなみに、西行法師の歌では、次のも

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                                      • 「逃亡者」 アリス テキーラ!! - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                        こんにちは、暖淡堂です。 アリスⅥとアリスⅦの間の時期の曲で、オリジナルアルバムに未収録の曲があります。 先に紹介した「君よ涙でふりかえれ」がその一曲。 で、今回紹介する「逃亡者」もオリジナルアルバム未収録です。 「夢去りし街角」のB面でした。 この曲、作詞が谷村新司さん、作曲が矢沢透さん。 センスがとてもよく、かっこいい曲です。 途中で聞こえる「テキーラ」の声は堀内孝雄さんですね。 演奏では、矢沢透さんのドラムが秀逸。 アリスの魅力あふれる曲になっています。 この曲がアリスⅥにもアリスⅦにも収録されなかった理由がわかるような気がします。 もし僕が、「君よ涙でふりかえれ」と「逃亡者」をアリスⅦに入れるとしたら、「君よ涙でふりかえれ」はアルバムA面のラスト、「逃亡者」はアルバムB面の最後から2曲目かな、なんて考えたりしますが。 まあ、そんなことを考えながら、ゆったりと名曲を楽しみましょう。

                                          「逃亡者」 アリス テキーラ!! - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                        • 思いがけないものに落ちたこと 【沙河10】 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                          昭和40年代、深川の町外れ、国道12号線沿いに温泉施設がありました。 そこに家族で何度か出かけています。 その大浴場でも深みにハマって溺れかけたことがあります。 家族で出かけられる温泉施設はたくさんありましたね。 奈井江、浦臼、上砂川、深川などへはよく出かけました。 そのどれもが、たくさんの人で賑わっていたように記憶しています。 炭鉱が閉山するちょっと前の頃のことですね。 【沙河】昭和四〇年~昭和五〇年 (五)② その後も、私は数回水に落ちている。母の実家の庭に池があった。その縁で遊んでいて、落ちた。また、夏だった。水の中から空を見上げたのを覚えている。 その時は誰に助けてもらったのだろうか。お盆で親戚が集まっていた。その中の一人だったのだろう。 それから、温泉施設の大浴場でも落ちた。大きな湯船の深みにはまった。一緒にいた父が私を抱き上げた。 畑の隅にあった肥溜めにも落ちたことがある。 冬

                                            思いがけないものに落ちたこと 【沙河10】 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                          • 2010年6月下旬 週末を家族とのんびり過ごす 初めての日本への出張【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                            2010年6月下旬には雨季に入っていた。 それでもあまり雨は降らず、晴れて暑い日が続いていた。 仕事では、新入社員(研究員)採用で、大学や公的な研究機関訪問をしていた。 特にチュラロンコン大にはよく通うようになった。 その結果、数人の教授と面識を得て、継続的にコミュニケーションを取れるようになった。 学生も何人か、会社の仕事に関心を持ってもらえたようだった。 当時のタイの大学の研究室の中は、設備があまり整っていなかった。 それでも、学生たちは工夫して実験をしていた。 ゼミ室に、当時の国王の写真や肖像画、仏像のようなものが飾られているのが普通の状態のようだった。 教官の家族(子供)が遊んでいることもあった。 その他、とてもタイらしいものがたくさんあった。 バンコク市内では野良犬は減っていたが、野良オオトカゲはよく見かけた。 大学構内の水路の近くで、のんびりと陽にあたっていて、僕たちが近づいて

                                              2010年6月下旬 週末を家族とのんびり過ごす 初めての日本への出張【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                            • 2007年5月中旬 山口からシンガポールとタイへ出張 体調が悪い状態で出発 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                              2007年初夏の頃の山口市内 自分がタイに初めて行ったのが2007年5月の中旬、16日のことだった。 タイの前にシンガポールに3日滞在。日本の化学系の団体とシンガポールのバイオ系の団体が共催したフォーラムに参加し、その後タイに移動した。 出発前は体調を崩していた。当時は山口県に住んでいたが、相変わらず東京への出張が多く、忙しかった。風邪気味だったが、身体を休めるということがあまりできていなかった。 土曜日、家族と過ごしながら荷造りをしていた。出発は日曜日の早朝。家を出る時、玄関まで娘がついてきて、僕がタクシーに乗り込むと急に泣き出した。どこか遠くへ行ってしまうと感じたのだろうか。 シンガポールへは博多の空港からの直行便を利用した。シンガポール航空の便だった。機体は大きくて、空席がたくさんあった。男性の客室乗務員が複数名いて、国際線らしかった。 読書をしたり、居眠りをしたりしているうちにシン

                                                2007年5月中旬 山口からシンガポールとタイへ出張 体調が悪い状態で出発 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                              • 「弟の牛若は、四歳までは母とともに暮らしていたが」 義経記 巻第一 常盤都落(みやこおち)の事(五) - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                こんにちは、暖淡堂です。 「義経記」の常盤都落ちの五回目。 常盤は清盛を受け入れます。 そして三人の子らの命を助けます。 ここで、今若、乙若、牛若(義経)三人の生涯が語られます。 今若は、八歳になった春の頃からかんじょう寺(観音寺、醍醐寺か)で学問をさせ、十八の年に受戒し禅師の君と呼ばれるようになった。後に駿河の国、富士の裾野の阿野という山寺で仏法を盛んにしておられたが、そこでは悪禅師殿と称せられるようになっていた。 乙若は八条に住んでいたが、僧ではあっても企みのある恐ろしい人で、加茂、春日、稲荷、祇園の御祭があるごとに平家を狙い、最後は紀伊国(きのくに)にいた叔父新宮十郎行家が反乱を起こした時それに従い、東海道の墨俣川で討たれてしまった。 弟の牛若は、四歳までは母とともに暮らしていたが、世の中の子たちよりも心のあり様や振る舞いが優っていた。清盛はそのことを気がかりに思っていて、「敵の子を

                                                  「弟の牛若は、四歳までは母とともに暮らしていたが」 義経記 巻第一 常盤都落(みやこおち)の事(五) - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                • 「冬の花火はおもいで花火」 NSP 雪の中のキラメキ - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                  こんにちは、暖淡堂です。 寒い日が続いていますね。 どうぞ皆様、体調にはお気をつけください。 で、NSPです。 天野茂さんと中村貴之さんが亡くなっています。 数年前に復活コンサートがあって、ちょっと期待したのですが、色々と残念です。 www.kiokunokiroku.jp 冬と雪で思い出したのがこの曲。 別のブログサイトで一度紹介したのですが、こちらでも改めて。 NSPは三人ともリードボーカルでの曲がありますが、みなさん声がとても優しい。 それがハーモニーだといっそう深みが出て、よいです。 途中「ああ〜」と歌うのですが、そこも力が抜けている感じで。 とても「らしい」仕上がりになっています。 日々、お忙しいかと思いますが、ふと手を休める時間ができましたら、この曲をお楽しみください。 www.youtube.com プラチナムベスト NSP BesTouch(UHQCD) 中古価格 ¥1,9

                                                    「冬の花火はおもいで花火」 NSP 雪の中のキラメキ - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                  • 【現代詩】「夜 見 島」 砂州の先にある暗い島のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                    夜 見 島 予感(…ぎっしりと詰まった白色の空間搾り出されるいくつもの黄色い目砂を重く詰め裏返し熱く濡れた冷たい夜 振動する石英の微粒子 降りはじめる雨 秋の日の 砂浜の 穴 衣服から滑り水に落ち溶ける救いのない獣の動き黒くぬるい底流された服に手が届かない不意に(…前歯が抜け落ち深く ふかく 黒衣の僧侶 祈る枝 擦り 青い 雪 落ちる 風 ぬるく 冷たく 濃く 赤く それは誰の 匂い だろう(…読まれているこのまま巻き込まれ漆黒の汽車は勢いを落とさずに深い緑と赤い熱風とそれは舞い上がる雪と立ち上がる根と枝と手 夜見島(…、ここ、 滑り抜け 祈る根 空中の都市 木造の巨大な建築群 と分断 やおろずの やよい やまたい やまと いと 不安にさせる黒く 毒を吐く 崩れかけ 石に埋もれた 腐朽船 あの穴は あの 鴉は(… 遠い 西の しかし 空間に(…ここ、に 重く 手応え なにか(…ここ、に あ

                                                      【現代詩】「夜 見 島」 砂州の先にある暗い島のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                    • 2010年5月下旬 バンコク市内で、デモで集まっていた人たちの一斉排除【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                      2010年5月下旬。 体調を崩していた娘も、無事シラチャの日本人学校に通い始めた。 ちょうどその頃、バンコクにデモで集まっていた人たちの強制排除が行われた。 市内を装甲車が走り、武力行使した上での排除だった。 寺院内に逃げ込んだ人たちに対して銃撃が行われ、死者も出たようだった。 そんな様子を現地のテレビ放送で観ていた。 日本の親戚や知人からは、時々心配して様子を聞くための連絡があったりした。 実家の家族へは、我々の方から電話をしたりしていた。 この一斉排除の際、セントラルワールドへの放火があった。 隣接する伊勢丹の中に紀伊國屋があって、家族で週末に出かける先であったが、そこにはしばらくは行けなくなってしまった。 ja.wikipedia.org その週末、シラチャ日本人学校で参観日があった。 妻と二人で出かけ、帰りは娘を連れて帰った。 ごく普通の授業が行われていて、とても安心した。 まだ、

                                                        2010年5月下旬 バンコク市内で、デモで集まっていた人たちの一斉排除【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                      • 【現代詩】「春の日差し」 そんな宣言 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                        春の日差し 暖かな日差し 微かな風 やわらかな笑声 甘い匂い 春は確かに 近くに来ている どこかに引っ掛かっている 冬の裾を 明日の朝 外してあげよう ***** 過去のデータを見ると、僕は毎朝、詩を書いていたようです。 これも2008年の作品。 気持ちに波があっても、そのまま書いていますね。 後で整理するつもりだったのでしょう。 今となっては、整理されないままの方が、自分らしい気がしていますが。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

                                                          【現代詩】「春の日差し」 そんな宣言 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                        • 「夕されば 門田の稲葉 おとづれて」 大納言経信 異形の鬼と出会った歌人 さわやかに秋の情景を歌う - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                          百人一首第71番目の歌の作者は大納言経信だいなごんつねのぶです。 藤原頼通が政治の中心にいた頃から、後三条天皇、白河天皇の院政期に至るまで歌壇の中央で活躍していました。 今回は大納言経信について紹介します。 大納言経信とは 大納言経信(源経信)の生年は1016年、没年は1097年。 宇多源氏につらなる人です。 後一条天皇の時に従五位下となります(1030年)。 その後も歴代の天皇に仕え、1070年に正二位、1091年には大納言となります。 1094年に大宰権帥となり、1095年任地に下向。 そのままその地で亡くなりました。 詩歌や管弦などの芸に秀で、また有職故実にも通じていました。 歌人としての評価は高く、多くの歌合にも参加しています。 この百人一首に選ばれている歌は、師賢朝臣の梅津の山荘に人々が集まった時に作られた歌とされています。 当時の梅津は、貴族たちが京都の埃っぽさを避けて別荘を建

                                                            「夕されば 門田の稲葉 おとづれて」 大納言経信 異形の鬼と出会った歌人 さわやかに秋の情景を歌う - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                          • 【現代詩】「代 償」 対立の涯の砂漠のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                            代 償 テレビでは 相変わらず 誰かの子分になりたい人たちが 自分の子分を引き連れて歩いている まるでパレードのような姿が 映し出されている 我々はただ、微かな空腹感を堪えながら ぼんやりと眺めているだけだ そして、そんな行為の代償を 気づかずに負わされている あの人たちと、我々は いつまでも砂漠を ともに歩かないといけないのか ***** 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

                                                              【現代詩】「代 償」 対立の涯の砂漠のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                            • 【現代詩】「街の表皮」 層状の風景と層間を満たす液状の現実のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                              街の表皮 机の表面の奇妙な凹凸を指でなぞると プクリ、と水泡状に膨らみ 指で押されて、 移動する それをさらに押し続け 机の端まで追い込んだ後 そのまま床に落とす と、それはゼリー状の塊になって 床でペチャリと音を立てる 私はもう、浮遊する眼球になっている そして、そのゼリー状の塊が 床から壁を伝い 窓枠の隙間を通り抜けて 街の中に逃げていくのを 追い続けた 街の通りは、いつも ヌルイ食用油の匂と 皮膚病の犬の獣臭さと 狂った女の悲鳴のような色でできた タール状の表皮を被っている 道路と並行して地下を走るトンネルを 目の溶け落ちた 灰色の肌の男たちが 獣のように這い回っている 信号は、その男たちのためにあることを 知っているものは誰もいない 地上にはいない 灰色の男たちは 骨の折れた指と 歯の抜け落ちた口で 地表に向かって地面を崩し続けているのだ 信号が時折明滅する意味を 足元が 不意に揺

                                                                【現代詩】「街の表皮」 層状の風景と層間を満たす液状の現実のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                              • 宿から見えた海 伊豆下田への家族旅行 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                伊豆下田の宿から眺めた風景(夕方) こんにちは、暖淡堂です。 2024年3月14日(木)の夕方、伊豆下田の宿に着きました。 運転をして、下田の街中の散策もして、結構疲れていました。 それでも、宿について、窓から見えた風景に、すっかり疲れが癒やされました。 海が、とても綺麗でした。 水が青いですね。 そして、砂浜が白い。 家族全員がこの景色に大満足しました。 僕は明るいうちに温泉に入り、フロントで買ったビールを部屋で飲みました。 その後、夕食会場でコースでの夕食。 そこでは、日本酒を1合だけ飲みました。 部屋に戻ってから、またビールを1本。 妻と娘は二人で温泉に行っていました。 僕は一人でテレビを観ながら、一日の行程を思い出しながら、のんびりと過ごしていました。 *☺☺☺☺☺* 宿から見えた海 伊豆下田への家族旅行 dantandho ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ にほん

                                                                  宿から見えた海 伊豆下田への家族旅行 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                • シラチャ市内にもあったダイソー 日本人学校生徒家庭の御用達 【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                  上の写真、2010年頃の、シラチャ市内にあったダイソーの入り口です。置いてあった商品もほぼダイソーのものと同じだったので、きっとダイソーです。(自分を納得させるような書き方になってしまいました) で、ここはよく行きました。日本人学校は、日本の学校とほぼ同じことをやっているので、日本とほぼ同じものが必要になります。 必要になるものの例は以下になります。 筆、墨汁:習字の授業用 紅白帽、ゼッケン、お名前シール:運動会用 ぞうきん:長期休み明け これらは現地の文具屋さんでは扱っていません。が、このダイソーにはありました。で、休み明けには必要になるので、自分で作れない(作らない)人はダイソーに買いにいきました。それでも、複数の家庭がダイソーに買いに行くので売り切れになることもあったみたいです。 で、駐在員の奥様軍団(シンジケートのような)の情報網を介して、ダイソーのぞうきんが取引されてもいました。

                                                                    シラチャ市内にもあったダイソー 日本人学校生徒家庭の御用達 【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                  • 「村雨の 露もまだ干ぬ 槇の葉に」 寂蓮法師 日本的な風景を目で追うような叙景詩 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                    百人一首第87番目の歌の作者は寂蓮法師じゃくれんほうしです。 定家の従兄弟にあたる人です。 今回は寂蓮法師について紹介します。 寂蓮法師とは 生年は1139年頃、没年は1202年。 俗名は藤原定長で、父は阿闍梨俊海。 後、阿闍梨俊海の兄の藤原俊成(藤原定長の伯父)の猶子(養子)となります。 30歳過ぎに出家しました。 出家後も御子左家の歌人として活躍し、新古今和歌集の選者の一人となっていましたが、完成する前に没してしまいました。 この歌の「村雨」とは通り雨、にわか雨。 その雨が梅雨を真木(まき:杉や檜で常緑樹)の葉に露を残します。 その露の滴に視点を集中してから、目を上げ、立ち上る霧を見ます。 そしてさらには山全体を眺め、そこに広がる夕暮れの光に身を浸す。 そんな情景のダイナミックな動きが味わえます。 見事な叙景詩といえますね。 詩人らしい心の動きと、それを表現される確かな技巧が味わえる歌

                                                                      「村雨の 露もまだ干ぬ 槇の葉に」 寂蓮法師 日本的な風景を目で追うような叙景詩 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                    • FP2の勉強を始めてしまいました 気が早い? 時間を大切にしないと - 還暦記:暖淡堂

                                                                      こんにちは、暖淡堂です。 ついにFP3の試験を先週の日曜日に受けました。 夕方に模範解答が公開されたので、自己採点をしました。 学科も実技も9割以上取れている感じでした。 マークシートをズレて記入しているとか、その他、そもそも受験の手続きの基本的な部分でミスっていなければ、合格しているかな、と思われます。 なので、FP2のテキストと問題集を買ってきました。 「ほんださんチャンネル」とコラボしている、以下のテキストです。 FP2級・AFP 合格のトリセツ 速習テキスト 2023-24年版【オールカラー/各章無料講義動画/完全リンク問題集有/法改正対応】(YouTubeほんださん/東大式FPチャンネルとコラボ中!) (ファイナンシャルプランナー) (FP合格のトリセツシリーズ) 作者:東京リーガルマインド LEC FP試験対策研究会 東京リーガルマインド Amazon FP2級・AFP 合格の

                                                                        FP2の勉強を始めてしまいました 気が早い? 時間を大切にしないと - 還暦記:暖淡堂
                                                                      • 【現代詩】「休日」 未明のゆらぎのイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                        休日 金曜日の夜 いつも通り 早めに寝て 土曜日の朝 いつも通り 早めに起きる 窓の外は まだ暗く 部屋の中を 暖めながら コーヒーを飲む そして 休日を どのように過ごすか そのことだけを 考える 借りていた本を積み上げながら 家族との約束のいくつかを 思い出す 空が ゆっくりと 明るくなる 身体を 何かが 流れ始める 自分のための 一日が 動き出す ***** Google Geminiによる解説 暖淡堂「休日」解説 全体像 この詩は、金曜日の夜から土曜日の朝にかけて、休日を迎える主人公の心の動きを静かに描いた作品です。 冒頭 金曜日の夜、主人公はいつも通り早めに寝て、土曜日の朝もいつも通り早めに起きます。 窓の外はまだ暗く、部屋の中は暖められています。 休日への期待 主人公はコーヒーを飲みながら、休日をどのように過ごそうかと考え始めます。 借りていた本を積み上げ、家族との約束を思い出

                                                                          【現代詩】「休日」 未明のゆらぎのイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                        • 淡いオレンジ色が美しい【みかん酢】と【みかん酒】に出来上がったけれど…… - ママ友ゼロ母日記

                                                                          ※本ページには、プロモーションが含まれています。 こんにちは、竹みかです。 昨年11月に、ふるさと納税でみかん1箱(Sサイズのみかんが80個入り)が届き、その折りつくった【みかん酢】と【みかん酒】。 今更ですが……それぞれの完成後の様子や味についてご報告したいと思います。 反省点もあったので、これからつくりたいなとお考えの方の少しでもお役に立てたら幸いです。 【みかん酢】の熟成経過と出来上がり&お味 <【みかん酢】の熟成経過と出来上がり> <【みかん酢】のお味と残った実> 【みかん酒】の熟成経過と出来上がり&お味 <【みかん酒】の熟成経過と出来上がり> <【みかん酒】のお味と残った実> 【みかん酢】・【みかん酒】の残った実はジャムに! 果実酢の効能と飲み方の注意(みかんの効能も)もご紹介! <果実酢の効能> <果実酢を飲む際の注意> 最後に(反省点も含めて) 【みかん酢】の熟成経過と出来上

                                                                            淡いオレンジ色が美しい【みかん酢】と【みかん酒】に出来上がったけれど…… - ママ友ゼロ母日記
                                                                          • 【現代詩】「重なる街」 いつまでも私たちを待ち続けている場所のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                            重なる街 歩きなれたはずの歩道が 不意に揺れる 表面がふるふると ゼリーのように震え その下に、もっと硬い何か もっと古い何がが 隠れていたことを 僕に知らせる ああ、ここ、にあったのか 僕たちが恥ずかしげもなく 厚く重ねてしまった 埃だらけの層の下に そして 僕がここで倒れ込むことを ずっと待っていたのか 重なり続ける 街は 僕の故郷は… 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon 【現代詩】「重なる街」 いつまでも私たちを待ち続けている場所のイメージ 現代詩の試み またお立ち寄りください。 どうぞご贔屓に。 dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

                                                                              【現代詩】「重なる街」 いつまでも私たちを待ち続けている場所のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                            • 建武の新政に失敗した後醍醐天皇が吉野に逃れたあと、足利尊氏が北朝で即位させた天皇は? 北方謙三「道誉なり」を読む - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                              こんにちは、暖淡堂です。 歴史に関心があって、色々と歴史書などを読んでいても、鎌倉幕府体制の終了から建武の新政、南北朝にかけての時代はわかりにくいですよね。 後醍醐天皇、足利尊氏、楠木正成の他、登場する人物も非常に多い。 後醍醐天皇は南朝なのは知っていても、例えばその時の北朝側で即位していた天皇は誰だったのでしょう。 この記事では、その辺りを確認した上で、南北朝と呼ばれ始める時代を簡単に振り返ってみたいと思います。 前南北朝時代 後醍醐天皇と足利尊氏 北朝の成立 北方謙三「道誉なり」で描かれる時代 前南北朝時代 鎌倉時代後期、天皇家は持明院統と大覚寺統の二派に分かれて、交互に天皇に即位していました。 この状態が生じていたのが、南北朝に分裂するきっかけとも言えます。 幕府はこの皇位継承に直接干渉し、皇室側も幕府に頼って自らの立場を維持しようとしていました。 鎌倉幕府を倒し、政治の実権を取り戻

                                                                                建武の新政に失敗した後醍醐天皇が吉野に逃れたあと、足利尊氏が北朝で即位させた天皇は? 北方謙三「道誉なり」を読む - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                              • 2010年2月の初め頃 日本で引っ越しの準備をしている家族を思っていた【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                                2010年の2月の初め頃の日記を見ると、夜寝る時のエアコンの使い方に慣れ始めてきているようです。夜はそれなりによく眠れるようになっていたようで。 サービスアパートメントのテレビでNHKの放送を観ることができました。ホテルにいる間は、ほぼずっとNHKを観ていました。おそらくタイにいる頃が一番受信料を有効に使っていたかもしれません。 日本は寒い冬。2月の初めに自宅のあたりでは積雪があったようです。気候の違いを感じました。タイでは時々雷雨。雨は豪雨といっていいくらいの強さでした。大体乾季の終わりだったかと。 2月で、現地法人の2社が統合して新しい会社がスタートしました。その時に、水色のポロシャツが配られたので、それを着て出社。そのまま設立の記念祝典に参加。 祝典には現地の知事や有力者のような感じの人たち、それに加えてお坊さんが数人来ていました。お坊さんの一人が、長い時間をかけて、新しい会社の建物

                                                                                  2010年2月の初め頃 日本で引っ越しの準備をしている家族を思っていた【微笑みの国の記憶:タイ駐在備忘録】 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                                • 家族を思う - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                                  家族と過ごす時間が、とても心地よい。 暖かな家庭になっていて、妻と娘にはとても感謝している。 一緒にいて、心が落ち着く。本当に良い家庭になっていると思う。 この家族を、家族との一日一日を大切にしようと思う。 夫婦間の不和が原因での事件や、子供に対する虐待などの報道に接するたび、なぜ、そんなことになってしまうのだろう、と、その家庭の普段の様子を想像して、たまらなく寂しくなったりする。 駅などで、子供の泣き声を聞くことがある。声のする方に目をやると、叱られながら泣きわめく子供が、あやまりながら、母親の後を追いかけている。 子供は、どんなにきつく叱られても、その母親の後を追わなければならない。 母親にすがらなければならない子供の弱さを見たりすると、切なくなる。また、その時の母親の辛さも、わかる気がする。 子供にとっては、親しか頼る相手がいないのだ。子供は心も身体も全てが弱いのだ。親に頼って生きる

                                                                                    家族を思う - 安心感の研究 by 暖淡堂