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特殊清掃の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 39度でメモ途絶え…特殊清掃業者が見た自宅療養の現実

    日々の体温を詳細に記したメモ書きは、39度を超えたある日を最後に途絶えていた-。新型コロナウイルスの影響で都市部を中心に医療提供体制が逼迫(ひっぱく)するなか、感染しても治療を受けられないまま、誰にも看取られずに自宅で死亡する患者が相次いでいる。親族からの依頼を受け、そうした部屋で遺品整理や清掃、消毒・消臭を担うのが特殊清掃業者だ。彼らが目の当たりにしたのは、住人が死の間際まで孤独と闘ったことをうかがわせる生々しい痕跡だった。 「コロナで亡くなった家族の部屋を片付けてほしい」 大型連休が明けた5月上旬、特殊清掃事業を請け負う関西クリーンサービス(大阪市東成区)にこんな依頼が寄せられた。 スタッフが向かったのは神戸市内の一軒家。コロナに感染した独居の住人男性(90)が4月末、治療を受けることなく亡くなったという。 防護服と特殊なマスクを身に着けた数人のスタッフが家に上がる。テーブルに並んでい

      39度でメモ途絶え…特殊清掃業者が見た自宅療養の現実
    • 特殊清掃の現場から見えてくるもの

      こういう仕事をしていると、遺された部屋の様子から、亡くなられた人の思いや葛藤を、望むと望まざるとにかかわらず垣間見てしまうことが少なくない。吐き出す場所もないので、ここへ書き込むことにする。 前提として、東京と周辺の夏の暑さは、もう人が住める限界を超えていると思う。とくに低収入でエアコンなしの部屋に暮らしている「弱者」たちから、実際に暑さで身体が溶けて亡くなっていくのだということを実感する。 先週入った現場は、40代男性の、いわゆる孤独死の後片付けだった。例によって冷房なしのアパートだった。防毒マスクをして臭いに覚悟をしながら入ったが、畳に残っていた体液の量はそれほどでもなかった。 ただ一瞬目を疑ったのは、床がすべて同じ、細長いビニール袋で埋め尽くされている様子だ。いくつかの袋にはフランスパンが食べかけのまま残り、カチカチになっていたり、一面黴に覆われて緑黒くなっていたりした。 男性が突っ

        特殊清掃の現場から見えてくるもの
      • ダイヤモンド・プリンセス号 宿泊療養施設でのコロナ特殊清掃とは?未知の脅威との対峙【極限メシ】 - メシ通 | ホットペッパーグルメ

        ダイヤモンド・プリンセス号(11万5875トン、乗客定員2706名、乗員1100名)で起こったクラスターを覚えておられるだろうか。2020年2月、乗客・乗員3711人の約2割に当たる712人が新型コロナウイルスに感染し、14人が死亡したあの事態を。 その船の除菌を担当した中にいたのは、特殊清掃業者だった。普段、孤独死などの現場で消臭・除菌を行う彼らはなぜその大役を担うことになったのだろうか。 現場作業を担当したひとり、特殊清掃・家財整理専門会社エバーグリーン(株式会社金田臨海総合)代表の大邑政勝氏にZoomで話を聞いた。当時、今より遙かに未知のウイルスだった新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)と対峙するという極限下で彼は何を食べていたのか。またその経験は、コロナ禍において、どのように役に立っているのか――。 エバーグリーン代表 大邑政勝氏 亡くなった方からの最期のメッセージ ――本日は

          ダイヤモンド・プリンセス号 宿泊療養施設でのコロナ特殊清掃とは?未知の脅威との対峙【極限メシ】 - メシ通 | ホットペッパーグルメ
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