トヨタ自動車やソニーグループなど日本の主要企業8社が出資し、先端半導体の国産化に向けた新会社が設立されました。会社の名前はラテン語で「速い」という意味の「Rapidus(ラピダス)」。政府も研究開発拠点の整備費用などに700億円を補助する予定です。官民あげた新会社設立のねらいはどこにあるのか、経済産業省担当の中島圭介記者、教えて! 「ロジック半導体」と呼ばれる高度な計算を可能にする半導体のことです。 みなさんが持っているスマートフォンなどにも使われていて、電子機器の頭脳の役割を果たしています。 実はこの分野で日本は、海外に10年遅れているとも言われています。 日本でも半導体を作っていますが、データを記録する「NAND型フラッシュメモリ」や電気を効率よく動力に変換する「パワー半導体」などで、「ロジック半導体」は海外からの輸入に依存しているんです。 台湾のTSMCや韓国のサムスン、アメリカのイ