白衣高血圧とは、診察室では高血圧となるが、診察室以外の自宅等では正常な血圧を示す場合をいいます。 これまで、白衣高血圧はそれほど問題はない、とされてきました。 実際にいまでも、多くの先生が自宅での血圧が問題ないなら病院で160でも大丈夫ですよー、といった会話をしているのを耳にすることがあります。 これは本当なのでしょうか。 いくつかの研究結果をまとめたものがありますので、以下に示します。 1、白衣高血圧の場合、高血圧でない人と比較して脳心血管病発症のリスクが高かった。 2、白衣高血圧の場合、高血圧でない人と比較して、脳卒中の発症・死亡率が高かった。 3、白衣高血圧の場合、高血圧でない人と比較して、心疾患の発症・死亡リスクは同等であった(差がなかった)。 4、白衣高血圧のひとは、その後持続的な高血圧になる場合が多かった。 まとめると、 病院や診察室でのみ血圧が高い【白衣高血圧】のひとは、血圧