ChatGPTの登場で、AI社会はますます私たちの身近なものになりつつあります。 しかし、AIの発達によって生活が便利になっていく一方で、「今の仕事はAIに取って代わられるのでは?」「人間にしかできないことを見つけるには、どうすれば良いのだろう」と悩むことも増えているのではないでしょうか。 そこで今回は、マサチューセッツ工科大学 メディアラボ副所長の石井裕先生に、人間にしかできないことの本質と、そこから描くべきビジョンについてお話を伺いました。 取材にご協力頂いた方 マサチューセッツ工科大学(MIT) 教授 メディアラボ 副所長 石井 裕(いしい ひろし) 1956年東京生まれ。1978年に北海道大学工学部卒業、1980年に同大学院情報工学専攻修士課程修了、日本電信電話公社 (現NTT)入社。NTT 研究所にて、ヒューマンインターフェースとリモートコラボレーション支援技術の研究に従事。19