児童養護施設出身、3人のユーチューバー 「社会的養護」を発信 2019年11月11日 福祉新聞編集部 左から西坂さん、山本さん、ブローハンさん 児童養護施設で育った3人の若者が、「もっと社会的養護のことを知ってほしい」と動画サイト「ユーチューブ」で発信を始めた。制度の紹介のほか、自分たちの経験も交えながらのインタビューも実施。これまで5回のトライアルを経て、11月から本格的に番組を配信する。3人は「当事者として、明るく社会的養護のことを発信できれば」と話す。 「この番組は、児童養護施設で育った3人が発信する、超お気楽な情報発信番組です」――。冒頭、軽快な音楽とともに、「スリーフラッグス」のメンバーである山本昌子さん(26)、ブローハン聡さん(27)、西坂來人さん(33)が話し始めた。 2回目の番組のテーマは児童養護施設。西坂さんは施設の紹介とともに、入所児童の半数以上が入所前に虐待を受けた