神は一人ひとりを使命のために選ぶ イエスの道を準備する 使徒職における謙遜 教会は通常、聖人が天に召された日を記念日としています。キリスト教の初期の時代には、それはしばしば聖人の殉教の日と一致していました。しかし、洗礼者聖ヨハネの祭日は、教会の最初の世紀から独特でした。洗礼者聖ヨハネの誕生が、イエスの誕生の6ヶ月前に祝われています。教会は聖書を通じて、洗礼者聖ヨハネは、母の胎内にいるときから聖霊に満たされていたと伝えています(ルカ1・15参照)。これは、私たちの主を胎内に宿していたマリアが、いとこのエリサベトを訪ねた時のことです。 今日の福音書には、洗礼者聖ヨハネの誕生と命名について記されていますが、この出来事は、私たちをそれに先立つ神の計画について考えるように招いています。「主は母の胎にあるわたしを呼び、母の腹にあるわたしの名を呼ばれた」(イザヤ49・1)。預言者イザヤのこの言葉は、人間