コロナウイルスやウイルス学に関して、私自身はド素人で、確定的な情報を語る資格はありません。ただ国際会議の運営などで、色々な国の人と接するにつれ、 「過去に経験したどれとも違う、海外から日本への厳しい視線」 を痛感します。コロナウイルスの感染に関して、事態が急激に変化しているいま、専門家でない自分が書く内容はノイズかもしれないし、アラート(警告)かもしれません。それはこの記事を読んだみなさんに、後日、評価いただければと思います。 私はいま、米国で開催される国際会議を運営する立場です。米国、ヨーロッパ、アジア諸国の人々と頻繁にやり取りをしています。そんな中、どうしても感じるのは、コロナウイルスに関する日本の緩さと遅さ、危機意識の欠如。「なぜ日本だけ緩い?、遅い?」という厳しい視線を、海外の同業者から感じます。 そう思うようになった直近の契機は、半導体のオリンピックともいわれるISSCC(Int