このとき、Xは測定値1〜5の平均値を示すため、(5.0+4.5+5.5+4.0+6.0)/5=5.0となります。Rは測定値1〜5の範囲を示すため、最大値6.0−最小値4.5=1.5です。 群ごとの平均と範囲を上下のグラフにして並べ、グラフの点が上方・下方管理限界線から飛び出ていないかなど、後述の異常判定ルールに従って分析するのがX−R管理図です。 X−s(Xbar-s・エックスバーエス)管理図 X−s管理図とは、さきほどのX管理図と、群ごとの測定値の標準偏差をグラフにしたs管理図を上下に並べて、測定値の平均と標準偏差を同時に見られるようにしたものです。 先ほどのX−R管理図では、測定値のばらつきを見るために、測定値の最大値から最小値までの振れ幅を表す範囲を使っていました。しかし、データ数が多くなると、範囲ではばらつきがわかりずらくなるため、範囲のかわりに標準偏差を利用したのがX−s管理図で