元巨人の助っ人選手で、下半身まひの車いす生活をするウォーレン・クロマティ氏(71)のリハビリ現場に、38年前に殴打された乱闘相手の元中日・宮下昌己投手(60)が激励に訪れた。公式YouTube「クロマティチャンネル」が6日、その動画を公開した。 【写真】87年6月11日、巨人対中日でマウンドの宮下(左)の顎にに強烈な右ストレートを見舞うクロマティ 3年前の脊柱管狭窄症で歩けなくなったクロマティ氏は、現在日本で週5日のリハビリに通っている。昨年末にその現状と同氏を支援するクラウドファンディング発足のニュースを見た宮下氏が「少しでも力になりたい」と、千葉県浦安市のリハビリ施設「浦安ロボケアセンター」に駆け付けた。約5年ぶりの再会に、2人は「ミヤシター!」、「兄貴~!」と熱い抱擁を交わすと、クロマティ氏は感激の涙をこぼした。 2人の縁は、遡ること1987年6月11日、熊本藤崎台球場。デッドボール