Vatanabeus @nabe1975 ヨーロッパのキリスト教化とは従来の多神教や自然信仰が一神教へと置き換わっていく現象というよりも、むしろ従来の信仰の範疇でキリスト教を解釈しようとしたり、あるいは神々の一柱として受容したり、もしくは「改宗」しても従来の信仰と両義的に併存する期間が大変長く続いたらしい。 pic.x.com/ewmwlpo8ns Vatanabeus @nabe1975 王侯貴族のような支配者層は早期にキリスト教を受容したものの、庶民の間では中世後期に至るまで厳密なキリスト教の信仰は定着していなかったようである。キリストと並んでオーディンやトールなど異教の神に祈る習慣も続き、また泉や樹木、巨石など自然に対する信仰も呪いという形で残った。 Vatanabeus @nabe1975 異教の神々は悪魔化される一方で、聖人としてキリスト教の信仰に取り込まれた。北方十字軍によって