米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「パーシビアランス」が撮影した火星。NASA提供(2021年5月12日提供)。(c)AFP PHOTO / NASA/JPL-Caltech/MSSS/HANDOUT 【12月10日 AFP】気候変動危機(の深刻化)、核のアルマゲドン(世界最終戦争)、あるいは突然の隕石(いんせき)の衝突──。そのようなリスクを考えると、人類は「地球B」で生き延びることも選択肢に入れる必要があるのは明らかだ。しかし、オランダの起業家、エグバート・エーデルブルック(Egbert Edelbroek)氏は、それにはまず宇宙空間における安全な生殖を可能にする必要があると語る。 エーデルブルック氏が立ち上げた企業「スペースボーン・ユナイテッド(Spaceborn United)」は、宇宙空間における生殖研究のパイオニアだ。同社は火星の「低重力」環境の下での自然妊娠と出産を可能にす