演劇界のハラスメント防止の活動に取り組んできた弁護士からセクハラを受けたとして、舞台俳優の女性が弁護士に対し損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。 訴えを起こしたのは、舞台俳優で、演劇界のセクハラをなくすための活動に取り組んでいる知乃さんです。 第二東京弁護士会に所属する馬奈木厳太郎弁護士に自身の活動への支援や裁判の代理人を依頼する中で、体を触られたり、性的な関係を強要されたりして精神的な苦痛を受けたと主張して1100万円の賠償を求めています。 依頼者に対する弁護士の優越的な立場を利用したものだと訴えていて、弁護士会に懲戒請求もしているということです。 知乃さんは、記者会見で「依頼者として遠慮があり、あからさまに拒絶することができなかった。弁護士としてハラスメント対策の講習なども行っていながらこうした行為に及んでいて、怒りを覚えます」と話していました。 馬奈木弁護士は2010