地下40メートル以深の大深度地下を掘るリニア中央新幹線のトンネル掘削場所に近い東京都町田市の民家の庭で10月22日、地下から水と気泡がわき出たため、この工区のシールドマシン(掘削機)による工事を同日以降に中断していることが、JR東海への取材で分かった。同社が工事との因果関係を調べている。(梅野光春、中川紘希)
東京 調布市の住宅街で、道路の陥没が見つかってから18日で4年です。陥没の原因は地下のトンネル工事とされ、工事を行う東日本高速道路は現場周辺で地盤の補修工事を進めていますが、依然として完了のめどは立っていません。 4年前の2020年10月18日以降、調布市の住宅街で道路の陥没や地中の空洞が相次いで見つかりました。 現場の地下深くでは東日本高速道路が「東京外かく環状道路」のトンネル掘削工事を行っていて、会社などが設置した有識者委員会はこのトンネル工事が陥没や空洞の原因だとしています。 このため会社は、現場周辺での掘削工事を中断するとともに、トンネルの真上の幅16メートル、長さ220メートルの範囲で緩んだ地盤の補修工事を進めています。 会社によりますと、補修工事を行う範囲にある、およそ30軒のうち9割で住宅の買い取りや一時移転の交渉などを終え、これまでに19軒の建物が解体されたということです。
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