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  • 謎多き男装の女官 江戸後期の絵巻物に 三重県立斎宮歴史博物館で公開 8月18日まで | 毎日新聞

    かつて天皇が移動する際に馬に乗って随行した「東豎子(あずまわらわ)」は男装の女官。平安から鎌倉にかけて存在した役職と考えられていたが、江戸時代後期の絵巻物「寛政御遷幸図巻(かんせいごせんこうずかん)」に描かれていることが、所蔵する三重県立斎宮歴史博物館の調査で判明した。史料が少なく謎多き異装の馬上少女は、寛政の「リボンの騎士」か、18世紀のタカラジェンヌか。同図巻は、8月18日まで同博物館で公開されている。【尾崎稔裕】 東豎子は、女官だけで構成される当時の役所、内侍司(ないしのつかさ)に所属して、天皇の身の回りの世話を担当する少女の女官。当時の行列は本来は女人禁制だった。だが、天皇の履き物を管理する女官を除外するわけにはいかないため、男装をさせたとされるが、詳細な史料が確認されていないという。

      謎多き男装の女官 江戸後期の絵巻物に 三重県立斎宮歴史博物館で公開 8月18日まで | 毎日新聞
    • 明和町 馬に乗った男装の女官 斎宮博物館が発見、展示 三重 | 伊勢新聞

      【多気郡】三重県の斎宮歴史博物館は12日、同館所蔵の絵巻物に「馬に乗った男装の女官」を発見したと発表した。「極めて珍しい」という。13日から明和町竹川の同館展示ホールで特集展示する。会期は8月18日まで。常設展の観覧料(一般340円)が必要。 春季企画展「めでたい!のいろいろ―瑞祥ときざし―」に向け、江戸時代の「寛政御遷幸図巻」を調査していて見つけた。焼失から再建した内裏に光格天皇が1790年に遷御する行列を描いている。 女官は「東豎子(あずまわらわ)」と言い、天皇が行幸する時、靴を管理する職務。男装し、乗馬して随行する。平安時代から現れ鎌倉時代に廃絶したらしい。 絵では檜扇(ひおうぎ)で顔を隠し、若い女官のつける濃袴(こきはかま)や、女官の正装の裳(も)(後ろに引きずるプリーツスカート)を着ている。 これまでその姿を描いた絵はほとんど知られていなかった。1817年に光格天皇が譲位した時の

        明和町 馬に乗った男装の女官 斎宮博物館が発見、展示 三重 | 伊勢新聞
      • 福沢諭吉らが立ち上げた時事新報社の出版物を読む~~『利権物語』『不景気はどうなる』

        今回は、GHQ焚書ではないが『利権物語』(昭和三年刊)の一部を紹介したい。文中に出てくる大倉喜八郎は大倉財閥の設立者であるのだが、わずか三十八歳の時に大きな利権を手にしている。こういう観点から経済史を描く本書は貴重だと思う。 明治の歴史を利権史観の立場からこれを見ると、なかなかに面白いものがある。 ある意味において、明治の富豪史は利権屋の歴史である。明治時代に蹴起し、あるいは明治時代に巨富を致したもので、いわゆる公的利権によってその産をなしたもの、尠少ならざるは、覆うべからざるの事実である。等しく明治時代の利権屋というも、その初期と後期とによって、大いに趣を異にしている。 即ち明治政府樹立の初期における公的利権は、多くは政府が能動的であって民間が受動的であるのに対し、後期以後の利権はその逆であることを特徴とする。維新から明治十年西南戦争前後までの明治政府の利権は、概して、政府が天降り的に民

          福沢諭吉らが立ち上げた時事新報社の出版物を読む~~『利権物語』『不景気はどうなる』
        • 呉座勇一氏事件と『足軽大将』の「裏切り」~あるまとめサイトの投稿文の分析から考えるネット文化としての冷笑問題~|三柳 遼一

          はじめに―呉座勇一氏事件とこの記事の目的について― 2021年3月20日ごろ、日本中世史研究者の呉座勇一氏が、これまでツイッターで文学研究者の北村紗衣氏に誹謗中傷を繰り返していたことが発覚した。その誹謗の対象は北村氏だけにとどまらず、様々な研究者や著名人にも向けられていたことも分かり、最終的に呉座氏は北村氏に謝罪。4月に入ってから呉座氏は自らのアカウントを削除した。 事件の細かい経緯については、様々な人によって述べられているが、おおまかに書けばこの通りになる。著名な歴史学者が起こしたこの事件は、各方面に衝撃を与えたが、この記事の目的はあの騒動について振り返ることではない。 この記事の目的は、まとめサイト『ハンJ速報』(注)に投稿された、『足軽大将』と名乗る人物の文章を分析することである。 注:5チャンネルの掲示板の一つである、なんでも実況J板のスレッドをまとめるサイト) この『足軽大将』な

            呉座勇一氏事件と『足軽大将』の「裏切り」~あるまとめサイトの投稿文の分析から考えるネット文化としての冷笑問題~|三柳 遼一
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