19歳のマクシム・ルツィクは、ロシアのウクライナ侵攻が始まって間もないころと比べ、大人に見えるし、まじめに見える。侵攻開始直後に初めて会った時、彼は大学での学業を中断して、軍に志願したばかりだった(文中敬称略)。 先週彼は東部ドンバスの前線から大変な思いをして、後方へ移動していた。砲撃を避けるため夜に裏道を通り、自分の部隊用の補給物資を取りに行くためだった。そしてその際に私と再会し、ロシア軍との戦いについて話してくれた。
タグ検索の該当結果が少ないため、タイトル検索結果を表示しています。
#2 金銭で雇われるのが傭兵、信念で参加するのが義勇兵 昨年2月にロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻が開始されると、日本から多数の義勇兵志望者がウクライナに渡ったというニュースが大きく取り上げられた。 新聞、ニュース番組、はたまた情報番組『ミヤネ屋』までが血眼になって日本人義勇兵を探しだしてインタビューを敢行した。私の6歳になる娘の保育園時代のパパ友でさえウクライナで戦う日本人義勇兵のTwitterをフォローするほど、義勇兵の知名度が上がったのには驚いた。 しかし、「義勇兵」の定義とはなんだろう? 「傭兵」との違いは? 軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏によると、その違いはこうあるらしい。 “主に金銭を理由に雇われるのが傭兵、信念を持って参加するのが義勇兵” これまでアフガニスタンやシリアなど数々の紛争地を取材してきたが、そこには必ず義勇兵の存在があった。ウクライナ戦争では世界各国から多く
『櫻井翔と戦争の記憶』特集は、ニューズウィーク日本版12月14日号/21日号に2週連続特別企画として掲載 NEWSWEEK JAPAN <戦没した親族の最期の足取りを調べるにはどうすればいいか。海軍の場合を中心に、厚労省から「軍歴」を入手する方法を紹介する> ニューズウィーク日本版12月14日号/21日号に掲載の2週連続特別企画『櫻井翔と戦争の記憶』。櫻井翔さんが前後編合わせて2万5000字の特集記事を執筆する上で核となった調査の1つが、厚生労働省から海軍で戦没した「親族の軍歴」を入手したことだ。 詳細は本誌12月21日号32ページに書かれているが、そもそも親族の軍歴照会とはどんな手続きなのか。戦没した親族がいつどこで、どのような任務中に亡くなったのか足取りをたどりたい遺族にとっては貴重な史料となり得るため、ここに紹介できればと思う。 1) 親族の「軍歴」照会とは 親族の軍歴を政府から取り
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く