遠藤航が記した「自身の持ち味」 プレミアリーグの強豪・リバプールで「月間最優秀選手」に選出されるなど「世界」にその名を知らしめ始めた遠藤航。サッカー界ではベテランとされる30歳での躍進は、彼の類まれな「思考」が支えとなっている。 例えば多くのファンにとっては「デュエル」(1対1の強さ)が彼のプレーの象徴と言われるが、遠藤は違ったところに自分のストロングポイントを見ている。 今回は12月躍進の背景を自身の著書『DUEL 世界で勝つために「最適解」を探し続けろ』から紐解く(前後編)。 「ポリバレント」だった日本時代 いろんな言葉、セオリー、そうしたものを疑い、「正解はない」をスタートにする。僕のスタイルとも言えますが、それが培われたのには、さまざまなポジションを経験してきた過去が影響していると思います。 それぞれのポジションでプレーをしている人の気持ち、見え方、捉え方が違うということに気付けた