『中国妖怪・鬼神図譜』(相田 洋/集広舎) 中国のオカルトとして、日本でも馴染みがあるのはキョンシーだろうか。1980年代に題材になった映画が日本でもブレークし、その名を知っている人も多いと思う。 また、最近では大人気コミック『鬼灯の冷徹』にも登場している。チュンという可愛いお団子頭の女の子で、逃げる亡者を捕まえる怪力少女だ。この少女も、キョンシーである。 日本の漫画にも登場する中国の妖怪。そんな妖怪やオカルト事情についてもっと詳しく知りたい! という方に、垂涎の書籍が出版された。 『中国妖怪・鬼神図譜』(相田 洋/集広舎)は、清末期の絵入り雑誌『点石斎画報(てんせきさいがほう)』を主に参考とし、中国国内の民間ゴシップや、妖怪、幽霊に関する噂話をまとめた図譜である。本書では中国迷信や風俗などをうかがい知ることができ、さらにオカルトマニアにはたまらない一冊となっている。 キョンシーの話に戻る