20世紀、すでにログイン認証はIDとパスワードによって行われてました。 しかし、実態としての認証はカタチだけのモノでした。 当時、わたしは大きな製造業の社内SEでした。社員が使っているパソコンのメンテナンスを多くやってきました。利用者のノートパソコンのカバーを空けると、パスワードが書かれた付箋紙がキーボードの隅っこに張り付けられていることの多いこと多いこと・・・。 そこに書かれているパスワードも、氏名のローマ字だったり、誕生日だったり、123456 だったりと・・・誰でも推測できそうなパスワードのオンパレードでした。 すでにバブルは崩壊してました。バブル崩壊でリストラされた社員が、会社の個人情報を名簿業者に転売する事件があいついでました。それは、一種の社会問題でした。 しかし、会社は認証を強化する必要性をあまり感じてませんでした。 根本的な問題として、当時の中高年はパソコンを使うことが出来