第10回では、判決の日。寅子(伊藤さん)たちの予想は外れ、妻が着物を取り戻すことが認められる。大喜びする女子部の面々だったが、よね(土居志央梨さん)だけは「甘い」と怒りを隠さない。 裁判には確かに勝ったが、あの女性の受ける扱いは変わらない、と言うよね。寅子は、着物を返還された妻・峰子(安川まりさん)の「離婚裁判は続くが、最後まで戦う」という言葉に、「法律は盾のように人を守るためのもの」だと考えるようになる……と展開した。 同回の冒頭、田中裁判長(栗原英雄さん)が、「被告は原告に対し、別紙 目録記載の物品を引き渡すべし」と「主文」を読み上げると、法廷内は驚きと喜びの声が入り乱れる。その中には玉の姿もあり、隣に立つ「傍聴マニア」のすし職人・笹山(田中要次さん)の着物の袖をつかんで“ブンブン”。女子部の面々と一緒になって喜んだ SNSでは「予想外の判決に、喜びのあまり笹山さんの袖をつかんで小さく