1 ABLについて ABL(Asset Based Lending 動産・債権等担保融資)とは、事業のライフサイクル(在庫が販売され売掛金となり、それが回収され流動預金となる事業フロー)に着目し、事業に基づく資産価値を見極めて行う融資です。 経済産業省ではABLについて「ABLは企業の事業そのものに着目し、事業に基づく様々な資産の価値を見極めて行う貸出」と定義しています。 事業に基づく様々な資産とは、売掛債権(売掛金等)や動産(商品在庫、原材料、機械設備等)のことを指しています。 今までの銀行融資とは違い、不動産や個人保証に過度に依存しない資金調達方法であり、不動産担保や個人保証の面で融資を制限されてしまう中小企業の新たな資金調達手法として期待されています。 ABLは担保として売掛金や商品等を提供することになりますが、今まで通り商品を販売したり、売掛金を回収しその資金を事業活動に使うことが