経済産業省は、先進的なデジタル経営に取り組む企業を格付けする制度「DX格付」(仮称)を来年度中をめどにスタートさせる。経産省が推進するデジタルトランスフォーメーション(DX)を実践する企業を、第三者や専門家の評価を交え、客観的な格付けを与える。これによってDX先進企業に対する国内外からの投資や、優秀な人材が集まりやすくする。経産省は東京証券取引所と共同で「攻めのIT経営銘柄」を選定しているが、この制度と整合性を図りながらDX格付を浸透させていく。 今回、新しく始めるDX格付は、国の指針にもとづいてDXによる優れたデジタル経営の取り組みをしている企業を認定。認定手順の詳細は今後詰めるが、「攻めのIT経営銘柄」と同様、専門家の評価を踏まえた「より明確な格付けになる」(経済産業省の瀧島勇樹・商務情報政策局情報技術利用促進課課長)見通しだ。経産省では「DX推進指標」をつくり、企業が自身のDX成熟度