「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。 筆者も多忙にかまけて忘れていたのだが、MicrosoftはSMB(Server Message Block) 3.1.1で、ファイル転送時にデータを圧縮する「SMB Compression」を追加した。圧縮されていないファイルに対して、LZ77やDeflate(LZ77とハフマン符号化を組み合わせたもの)、LZ77の亜種であるLZNT1などを用いて圧縮することで、ネットワーク帯域の消費を軽減するものである。 同機能は2020年3月に脆弱性が明らかになるなど、ケチが付いてしまったものの、その有効性に言及した記事はさほど多くない。そこで、SMB Compressionをサポートするrobocopy.exeで簡単なベンチマークを行った。 Windows 10 バージョン1909のxcopy.e