はじめに 前回の記事では EdgeRouter X (ER-X) の初期設定を行い、IPv4 での接続を確立するところまで説明しました。この記事では NURO 光の ONU における IPv6 の扱われ方を解明した上で、ndppd(NDP Proxy)を使うことによって ER-X とそのネットワーク内のクライアントが IPv6 で通信できるように設定をしていきます。IPv6 の仕様自体が IPv4 と異なるため、冒頭ではまず IPv6 の基本について説明していきます。 今回実現したいことは、以下の通りです。(その1より再掲) NURO 光の ONU から ER-X に対して /60 のプレフィックスを付与する /60 プレフィックスを用いて、ER-X で /64 のサブネットを作成する EdgeRouter X 用に ndppd (NDP Proxy) をクロスコンパイル(ビルド)する n