大都市が抱えるホームレスの問題解決にニューヨークが動き出した。行政機関や非営利団体の垣根を超えて情報を共有するシステムを構築し、データに基づく支援を実施していく。 by Jamie Condliffe2017.08.04 33 8 4 0 ニューヨーク市の現在のホームレス人口は、1930年代の大恐慌以来、最悪の状態に達している。ニューヨーク市は、今回こそ問題の解決にデータを活用できればと考えている。 ワイアードの記事によると、ニューヨーク市長は「ストリート・スマート」と呼ばれる新たなツールを導入することで、ホームレスに関するデータを収集したり、データを活用して支援の効果を上げようと計画しているという。このツールを導入する目的は、個人のデータを記録して、支援を受けるホームレスが市内を移動しても支援の手を差し伸べやすくすること。また、大まかな傾向を行政側が把握できるようにして、問題解決のために