現行のインターネットで使われている規格「IPv4」のアドレスが間もなく枯渇しようとしている。このため、ネットワークやWebサイトでは新規格IPv6への移行が急務になっている。 だがこれまで、JPドメインのWebサイトがIPv6にどれだけ対応しているのかを大規模に調査したという話を聞いたことがなかった。そのため、どれだけ移行が進んでいるのか見当もつかなかった。ところが2019年11月下旬、メディアコンサルタントの鍋島公章氏がJPドメインのIPv6対応率を調査し、その結果を公表した。そこで、驚くべきIPv6対応率が明らかとなった。 IPv4アドレスは枯渇 IPv4アドレスは32ビットなので全部で約43億個。そのほとんどが既に割り振られてしまっている。