『Q:A Night At The Kabuki』を見てきた。野田秀樹の新作でクイーンの楽曲を全面的に使用、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』の翻案でオールスターキャストということで凄い話題作である。過剰な転売対策が行われていて(客にも劇場にもえらいコストだ)、入場するのすら一苦労だ。 www.nodamap.com 前半部分はかなり『ロミオとジュリエット』なのだが、設定は源平合戦で、源氏のお姫様である愁里愛(じゅりえ)と平家の御曹司である瑯壬生(ろうみお)の悲恋を描くものである…のだが、若い愁里愛を広瀬すず、のちの愁里愛を松たか子、若い瑯壬生を志尊淳、のちの瑯壬生を上川隆也が演じていて、つまりロミオとジュリエットが2人ずついることになる。この2組が時空を超えて交錯しながら話が進むわけだが、後半は実はロミオとジュリエットが生きていたというような設定で、戦争とかシベリア抑留(すべり野)