モバイルアプリマーケティングに取り組むうえで、今後欠かせないキーワードとなるのが「コネクテッドTV」と「QRコード」だ。ネットに接続されたテレビを広告プラットフォームとして活用するマーケティング手法が、国内外で注目されている。また精緻に効果測定する上でQRコードは欠かせない。モバイルマーケティング分析プラットフォームを提供するAdjust(アジャスト、本社・ドイツのベルリン)の日本法人(東京・渋谷)代表、佐々直紀氏への取材から、国内のモバイルアプリと広告市場トレンドおよび、コネクテッドTVの可能性を探る。 まずは直近の国内モバイルアプリのトレンドを見ていこう。佐々氏によると、モバイルアプリで順調な伸びをみせている分野は、大手ショッピングモールやマーケットプレース、個別ブランド、小売店などのEC・ショッピング領域だという。 「ECアプリは、30代、20代、40代の順で利用者が多い。2020年