一年前の夏、わたしは自分のことをやっと分かり始めたころでした。 それまでは自分にないものを探すために色々なことに手をつけて、どれも大成せず、そんな自分はダメだと思っていたんです。 自分の感情も、得意なことも、似合う服もよく分からない。 「なんだか分からないけれど心がざわざわする」「なんだか分からないけれど涙が出る」 など、なんだか分からないけれどを繰り返し「どう思う?」と聞かれるのが嫌いでした。 反射的に自分がどうしたいよりも、相手にとって、状況に沿った正解を探してしまう。 そんなわたしが「自分を生きられる」ようになったのは、非暴力コミュニケーション(NVC)との出会いがきっかけです。 あまり聞きなれない言葉ですが、コミュニケーション方法の一つです。 抱えていたコミュニケーションの問題 「ねーねー、聞いてよ!!こんなことがあってさ、ムカついたんだよね!」と友だちから話しかけられたら、どんな