化学兵器禁止機関(OPCW)のロゴ。オランダ・ハーグにて(2018年4月20日撮影、資料写真)。(c)JOHN THYS / AFP 【4月9日 AFP】化学兵器禁止機関(OPCW)は8日、2017年にシリアで起きた3回の化学兵器攻撃について、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権軍が関与したとする報告書を発表した。OPCWが化学兵器使用の責任者を明示するのは初めて。 OPCWは、9年に及ぶシリア内戦における化学兵器使用の責任者を特定するために新たに調査班を設置。今回の調査結果は、この調査班の最初の報告書で明らかとなった。 この報告書を受け、欧米諸国と人権団体はシリア政権を非難。報告書は、今後の対応などを検討するために国連(UN)などに送られる。 報告書によると、シリア空軍の戦闘機は2017年3月24日と30日、北部の村ラタミナ(Lataminah)でサリンを含む爆弾2