筆者は先日のメモリアル・デー(米国の祝日)の週末に,あることを思い立った。この祝日が持つ本来の意味に敬意を表して,現れては消えていった,幾多のPC関連テクノロジに光を当てて,すべてが今よりもシンプルだった時代を振り返ってみようと思ったのだ。 メモリアル・デー(戦没将兵追悼記念日,今年は5月27日)は,南北戦争の終結後に「デコレーション・デー」として始まった。当初は,両軍の戦死者と奴隷解放の記念を目的に制定されたのである。だが時の経過と共に,メモリアル・デーが持つ意味合いは劇的に変化した。第2次世界大戦後,メモリアル・デーは米国の戦争で死亡した全ての死者を記念するための祝日に変更された。そして現在,米国は戦争状態にあるにもかかわらず,近年のメモリアル・デーはバーベキューやビーチ,自動車のセールといった意味合いが強くなっているようだ。 だが筆者は,この祝日が持つ本来の意味に敬意を表したいと思う
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