配管の工程図の話になると必ず出てくる言葉にPIDがあります。P&IDとも呼ばれますが、工場内の配管図を表すものです。 一方でPFDという図面もあります。P&IDとPFDの目的と、記載内容の違いについて解説したいと思います。 こちらの記事は動画でも解説しているので、動画の方がいいという方はこちらもどうぞ。 P&IDとは正式名称はPiping and Instrumentation flow Diagramと言い、配管計装図とも呼ばれます。 目的を端的に説明するならば、 P&IDはプロセスの流れや制御の経路を理解するために使用されるものです。 そのためP&IDには、 などが記載され、場合によってはユーティリティも書かれます。 エンジニアリング担当者はプラントや工程の全体像を考えながら、P&IDを作成していきます。プラント運転者はP&IDを見て、現場プロセスの場所や操作をイメージすることができ、