この記事の読者のほとんどが、学校の授業について先生の行ったことを覚えるだけの受け身の授業で、意見を言うことが難しい雰囲気だったと感じるかもしれません。大学入試まで、公式や知識を一問一答形式や文章の穴埋め問題などで答えがある問題を解いていました。国公立大学の二次試験や小論文を除けば、自分の意見を記述する機会はほとんどありませんでした。 受験勉強や学校の授業の弊害で大学のゼミや講義などで日本の学生はほとんど意見を言わないと言われています。海外の大学の講義についてはマイケル・サンデル教授の「白熱教室」が挙げられます。NHKで放送されていましたが、教授と学生が議論する形式です。日本で過去にサンデル教授のような授業があったのか気になると思います。答えは次の通りで、白熱教室が過去にありました。白熱教室の舞台は江戸時代の松下村塾(しょうかそんじゅく)です。2015年の大河ドラマ『花燃ゆ』でも白熱教室の光