なんともまあ、無茶(ほめ言葉として受け取ってください)なデジカメを作ったもんだなあと思う。オリンパスの「OLYMPUS SZ-30MR」である。 見た目はカメラっぽいデザインをした普通の高倍率コンパクト。やや分厚めだが、日常用として気になるほどじゃない。でもそこに詰め込まれたスペックはちょっと普通じゃない。 この普通じゃないスペックのレンズにいろんな撮影機能を詰め合わせた、「GPS以外は全部入り」って感じのデジカメなのである。 コンパクトボディに600ミリ相当までの高倍率ズーム まず、ずずんと伸びてくるレンズは25~600ミリ相当の24倍ズームである。倍率だけなら30倍ズームなんてデジカメもあるけれども、それがこの日常的に携帯できる常用サイズに収まってるのがすごいのだ。その上、25ミリという広角スタートである。 具体的にはこのくらい。