V言語はGo言語のようにシンプルさと高速な動作、保守性の高さを売りにしています。毎回いろいろなプログラミング言語を紹介する本連載ですが、今回は2019年に公開され、現在も活発な開発が続いているV言語について紹介します。 V言語でFizzBuzzのプログラムを実行したところ V言語について V言語は、2019年にアレクサンダー・メドヴェドニコフ(Alexander Medvednikov)氏によって開発されたプログラミング言語です。当初は、デスクトップ向けメッセージングクライアント「Volt」を開発するために作られました。 開発目標として「シンプル」「速度」「安全性」を掲げています。Go言語のようにシンプルな言語仕様が特徴です。そして、静的型付け言語であるため、C言語と同等の速度で動作させることができます。 なお、V言語のユニークな点ですが、V言語のコンパイラは、V言語のソースコードをC言語