和歌山県内の新型コロナウイルス感染状況について、いつ他者に感染させたか推定できる154人を県が分析したところ、半数が発症前に感染させたとみられることが分かった。「第2波」では発症3日前と推定されたケースもあったが、「第3波」では4日前も複数あり、県は接触状況によってはさかのぼって積極的に接触者を調べる必要があるとした。 県は25日、昨年2月13日から今年2月15日までの1年間の感染状況をまとめ公表した。 感染者がいつ他者に感染させたかについて推定したところ、154人のうち発症当日が41件(27%)で最多だったが、続いて1日前の38件(25%)、2日前の20件(13%)、3日前の18件(12%)、1日後の14件(9%)などとなった。「第2波」までは推定されなかった4日前も3件(2%)あった。発症前だけで51%を占めた。発症5日後以降については少なかったが、10日後に感染させたケースもあった。