新型コロナウイルスがなくなったかのように暮らしていますが、目に見えなくても感染は広がっています。新しい亜系統「KP.3」への置き換わりが進み、大きな流行が始まっています。西浦博さんに現状を分析してもらいました。
SF映画は大好きなのですが、小説となるとどうしても最後まで読み通すことができません。とはいえ中高生の頃は『宇宙英雄ペリー・ローダン』シリーズみたいな、いわゆるスペースオペラ的作品をたくさん読んだような記憶があります。でもよくよく思い返してみるに、SF好きの友人のおすすめ本をいくつかかじって何となく読んだような記憶がでっち上げられていただけで、実際にはほとんど読めていなかったのかもしれません。 SFといえば、ずいぶん前に「日本SF大会」というイベントで通訳業務を仰せつかったことがあって、その時にSFファンのみなさんの盛り上がりぶりに接して、憧れのような気持ちを抱きました。ああ、この輪の中に入ることができたら楽しいだろうなと。それ以来、何度も間欠泉的に挑戦してきたのです。 https://www.irasutoya.com/2018/06/blog-post_264.html 最初はまず古典か
新型コロナが「5類感染症」に移行してから1年以上が経過しました。若い人にとってはインフルエンザと同じような症状で済みますが、それを差し引いてもインフルエンザより肺炎の頻度が高いことから、全国的に入院患者数が増えています。発症後しばらくして、時間差の「免疫性肺炎」を起こす事例が増えています。 新型コロナが、なぜいまだ問題なのか?現在、1週間で約4万人が新たに新型コロナを発症しています。そのうち、入院を要するのはごく一部で、約2,300人です(図1)。これが3,000人や4,000人を超えてくると医療が逼迫しうる水準になります。沖縄県を含む九州地方の一部地域では、すでに医療が逼迫し始めているようです。 図1. 新型コロナの入院患者数(参考資料1より一部改変して引用) 『インフルエンザと同じ「5類感染症」になったのに、なぜいまだ問題になるのか?』とよく聞かれます。 これは、明確にインフルエンザよ
新型コロナの感染者が増え、これまでとは違う新たな変異株が登場し、今、「第11波」に入ったとも言われている。新たな変異株には、どういった危険性があるのだろうか。感染を防ぐ有効な対策を専門家に聞いた。 感染性が高まって広がりやすい新変異株「KP.3」 東京歯科大学市川総合病院の寺嶋毅医師によれば、現在は「KP.3」(ケーピー・スリー)と呼ばれている変異株がはやっているという。「ワクチンを接種したり、一度感染して体内にできた抗体がより効きにくい。感染性が高まってより広がりやすい」のが特徴だ。 「KP.3」の特徴を説明する寺嶋毅医師 この記事の画像(11枚) 新たな変異株「KP.3」。感染力が高く、主に喉の痛みや発熱といった症状があるという。 厚生労働省によると、7月1日から7日に報告された1医療機関あたりの感染者数は8.07人。前の週から1.39倍になっているのだ。 その中でも、特に患者報告数が
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