TDKは、充放電可能なオールセラミック固体電池である「CeraCharge」の次世代品として、従来品と比べて約100倍のエネルギー密度1000Wh/Lを持つ全固体電池用の材料開発に成功した。 TDKは2024年6月17日、充放電可能なオールセラミック固体電池である「CeraCharge」の次世代品として、従来品と比べて約100倍のエネルギー密度1000Wh/Lを持つ全固体電池用の材料開発に成功したと発表した。 新しい全固体電池の素材は、従来品と比較すると約100倍の高いエネルギー密度を備え、ワイヤレスイヤホンや補聴器、さらにスマートウォッチなどの各種ウエアラブルデバイスの電池の他、既存のコイン電池を代替する製品を目指して同社は開発を進めていく。 酸化物固体電解質とリチウム合金負極の採用により高いエネルギー密度を実現 同社は、長年培ってきた材料開発技術を活用するとともに、酸化物固体電解質とリ
FDKは停電時の電源バックアップ機器向けのニッケル水素電池「HR―AATU」のサンプル出荷を始めた。材料や構造を見直し、活物質の量を増やすなどの改良により、従来品「HR―AAULTU」と比べ容量が約60%向上した。これまでより長時間のバックアップが可能になるため、利用者の利便性が高まる。セキュリティー機器や計測器、非常灯、医療機器などの電源バックアップ機器向けとしての活用を想定する。価格は個別見積もり。2025年度に300万個の販売を目標とする。 HR―AATUの量産は12月からを予定する。電圧1・2ボルト、容量は1280ミリアンペア時。外径は14・5ミリメートル、高さは50ミリメートル、重さは約28グラム。従来品のHR―AAULTUは容量780ミリアンペア時。 FDKは18年9月にHR―AAULTUの量産を始めた。ニッケル水素電池は高崎工場(群馬県高崎市)で生産している。機器の消費電流の
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