【オーランド(米フロリダ州)=清水石珠実】米IBMは9日、法人顧客向けの人工知能(AI)「ワトソンX」を発表した。処理能力の精度やデータの管理能力を高め、企業が安心して使えるように工夫した。米オープンAIが開発した対話型AI「Chat(チャット)GPT」の登場を受けて、企業の間で高まっているAI導入ニーズに対応する。IBMは9日、年次イベントでワトソンXを発表した。アービンド・クリシュナ最高経
著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。 米IBMの高性能コンピュータ「ワトソン(Watson)」が、人気クイズ番組で歴代チャンピオン2人に圧勝したのが2011年のこと。25人が4年がかりで開発したワトソンは、病気の診断や治療方法の提案に活躍すると期待がかけられましたが、現在の大規模言語モデルのように大きな影響力を持つには至りませんでした。 それから12年、その名を受け継ぐ法人顧客向けのAI開発スタジオ「ワトソンX(WatsonX)」が誕生しました。 IBMは現地時間9日、年次イベントThinkにてワトソンXを発表。企
米IBMは4日(米国時間)、米ニューヨーク市で開いた年次イベントで、拡張性に優れたモジュール方式による新しいアーキテクチャー(設計概念)を採用した133量子ビットの量子プロセッサー「ヘロン」を公開した。127量子ビットのIBM製の量子プロセッサー「イーグル」と比較して最大5倍のエラー削減と、同社の量子プロセッサーの中で最も低いエラー率を実現した。ヘロンは2024年中に量子システム群に追加する予定。 第1弾として、ヘロン3個(計399量子ビット)を搭載したモジュール式の量子コンピューター「IBMクオンタム・システム・ツー」を米ニューヨーク州ヨークタウン・ハイツに設置。このほど稼働した。 イベントでは量子プロセッサーやコンピュターの開発ロードマップ(工程表)を33年まで拡張し、ゲート操作(量子状態の操作)の質を大幅に向上させる新たな目標を掲げた。「高度なエラー訂正システムに向けて規模拡大と品質
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く