はじめに とあるセキュリティインシデントにおいて、サーバを電源ケーブルごと引き抜いたという対応が行われ、X(Twitter)ではこの対応について賛否両論が見られました。このうち電源を入れたままにすべきという人の意見には、「マルウェアの中にはシャットダウンすることで自分自身を削除し、感染痕跡を削除するものがある」「メモリを調査すべきなのでシャットダウンすべきではない」のような意見が見られました。 本記事では実際にメモリからどのような情報がわかるか、そしてメモリダンプを解析することの有用性と課題について記載します。 メモリフォレンジック セキュリティインシデントにおいてはフォレンジック調査が行われる場合があります。フォレンジック調査には、HDDやSSDのようなストレージを調査対象とするディスクフォレンジック、パケットキャプチャやNetFlow、ProxyやFWのログのような通信を対象とするネッ
Twitterとか見て「そうだったのかー」とか言うんじゃなくて、ちゃんと調べてみましょうよ。/usr は元々ユーザーのホームディレクトリをおいていた場所ですよ。/bin の容量が足りなくなったので別ディスクだった /usr 以下を使うようになっただけです。Unix System Resources とかそんな長い名前、後付けに決まってるでしょ? 翻訳は面倒なので、DeepL(の少し手直し)です。 初期の Unix のドキュメントから URLと1972年という年から、おそらく Version 1 Unix (1971) のドキュメントだと思います。ここ 経由で見つけました。 12ページにこのようなものがあります。詳細はよくわかりませんがディレクトリ構造でしょう。 idata: / root 41. 140016 .byte 7,1 9f-.-2 41. <..\0\0\0\0\0\0> 41
アイ・オー・データ機器は6月19日、Ubuntu Linuxなどを手掛ける英CanonicalとUbuntuのライセンス契約を締結したと発表した。Ubuntuを搭載したNASやミニPCを発売する他、日本国内のUbuntuリセラーとして、組み込み機器メーカーなどにUbuntu Proのライセンス販売などを提供する。 アイ・オーはUbuntuのライセンス契約を締結したことにより、日本国内でUbuntuをプリインストールした機器の販売ができるようになった。さらに、組み込み機器メーカーが自社製品にUbuntuをプリインストールし、リリースから10年間のセキュリティメンテナンスも提供する「Ubuntu Pro for Devices」ライセンスの販売も行う。 まずはUbuntuをプリインストールした2ベイのNASと、省スペースのミニPCを発売する。今後はAI用途に適したNPUを搭載したPCや、アカデ
「Linuxカーネル2.6解読室」(以降、旧版)出版後、Linuxには多くの機能が追加され、エンタープライズ領域をはじめとする様々な場所で使われるようになりました。 それに伴いコードが肥大かつ複雑化し、多くのエンジニアにとって解読不能なブラックボックスとなっています。 世界中のトップエンジニア達の傑作であるLinuxカーネルにメスを入れ、ブラックボックスをこじ開けて、時に好奇心の赴くままにカーネルの世界を解読する「新Linuxカーネル解読室」プロジェクト。 本稿では、旧版第21章で解説されていたソケットインターフェースについて、カーネルv6.8のコードをベースに主にデータ構造を中心に解説します。 はじめに ソケットの実体と概要 ソケット操作関数の実装 ファイル操作関数によるソケット操作の実装 次回予告: ソケット生成編 執筆者 : 須田 哲志、稲葉 貴昭 ※ 「新Linuxカーネル解読室」
Ruby on Railsの作者のデイヴィッド・ハイネマイヤー ハンソン(通称、DHH)氏が、Ubuntuのウェブ開発環境をコマンド一発で構築できる「Omakub」をリリースしました。Omakubは「An Omakase Developer Setup for Ubuntu」の略称だそうです。 Omakub — An Omakase Developer Setup for Ubuntu 24.04 by DHH https://omakub.org/ Omakubでウェブ開発環境を整えるには、以下のコマンドを実行するだけでOK。コマンドを実行するとウェブ開発に有用な厳選ソフトウェアがインストールされると同時に、オススメ設定や外観テーマも適用されます。 wget -qO- https://omakub.org/install | bash Omakubではターミナルに「Alacritty」を
Jack Wallen (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部 2024-06-20 07:45 「Linux」の悪口を言いたい人にとっては非常に残念なことだが、このOSは実際にとても使いやすい。現代的なGUIデスクトップ環境とアプリケーションのおかげで、誰でもすぐに使いこなすことが可能だ。 しかし、まれにトラブルが発生することもある。そういうときのために、便利なコマンドをいくつか知っておくといいかもしれない。問題は、Linuxには利用可能なコマンドが非常に多いため、どのコマンドが最適な選択肢なのかを判断するのが難しいことだ。 もちろん、システム情報を表示するコマンド(top、free、iostat、htop、vmstat、iftopなど)を学んでもいいが、それらのツールでできることは限られている。それよりも価値があるのは、問題が発生した場合に備えて、本当に役に立
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