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  • 空中発射ロケット企業Virgin Orbitはなぜ破綻したのか?|ina111 / 稲川貴大

    航空機にぶら下げたロケットで小型人工衛星を打ち上げる、いわゆる「空中発射ロケット」のVirgin Orbitが2023年4月4日に倒産し、5月には資産が売却され事業停止した。 4月時点では民事再生法に相当するChapter 11であり、事業継続も検討されていたが、航空機や工場、試験場など主な資産が売却されたので事実上の会社清算で経営破綻となった。 ここではVirgin Orbitの悪かった点を挙げていくが、彼らは民間で人工衛星打上成功させた世界有数の偉業を成し遂げた企業である。技術的には本当にすごいことを成し遂げている。歴史に名を残す企業だと思っている。 一方で事業としては継続できなかった。 この理由を、同業のロケット企業をやっている身からの目線で見てみる。 空中発射ロケットの歴史空中発射ロケットで小型人工衛星を軌道投入させるコンセプトを実現したのはVirgin Orbitで2社目である。

      空中発射ロケット企業Virgin Orbitはなぜ破綻したのか?|ina111 / 稲川貴大
    • ロケットの自律飛行安全の話|ina111 / 稲川貴大

      ロケットは自爆装置がついている。 もしくはこれ以上飛んでいかないような仕掛けが組み込まれている。モデルロケットではなく本格的なロケットに限るが、想定外の場所に飛んでいくと大事故に繋がるので、事故防止のために厳重に入念に丹念に慎重に安全装置として飛行中断する機能が組み込まれている。 そういう飛行中断機能も含めて周りの安全を守ってあげることは政府の目も入れる必要があるので(一定のところから)許認可事項になっている。日本語だと飛行安全とか地上安全という専門用語になる。打上げ安全とか保安とか色々な言い方があるが、英語だとRange safetyと言われる分野。 飛行中断システムの従来と今後従来はロケットが「どこを飛んでいるのか」をレーダーで把握をし、「状況を判断」のためにロケットから送られてくる無線をテレメトリ局で受信し、飛行管制官が判断し、「異常時には停止」するために地上からコマンド局を通して無

        ロケットの自律飛行安全の話|ina111 / 稲川貴大
      • 射場の条件と合わせて学ぶ、続々と増える世界のロケット射場まとめ | 宙畑

        世界のロケット打上げ射場と日本のロケット打ち上げ射場、今後の射場の可能性について、射場に求められる“位置と条件”という観点からまとめてみました。 はじめに 2021年度中の打上げを目指し、現在和歌山県串本町で新たなロケット打上げ射場の建設が行われています。本州最南端の町であり、広大な太平洋に面し、東と南には大きく開けた海を臨む立地になっています。 この串本町のようにロケットの射場は海に面した場所が多く、ロケットの打上げ写真では頻繁に“海”が登場していることを皆さんはご存知ですか? 写真奥に見えるのが海(図1:Falcon9打上げの様子) Credit : SpaceX 写真右下に見えるのが海(図2:H-Ⅱロケット 打上げの様子) Credit : JAXA 言われてみると確かにと思うかもしれません。実際に日本の射場の1つ種子島宇宙センターは綺麗な“海”に囲まれ、世界一美しい発射場と言われる

          射場の条件と合わせて学ぶ、続々と増える世界のロケット射場まとめ | 宙畑
        • ヘリコプターを使って打ち上げ後の落下するロケットブースターを空中でキャッチするという試み

          宇宙船の打ち上げに使用されたロケットブースターを「ヘリコプターを使って空中でキャッチする」という試みを、米国電気電子学会(IEEE)が運営するIEEE Spectrumが取り上げています。 A Helicopter Will Try to Catch a Rocket Booster in Midair - IEEE Spectrum https://spectrum.ieee.org/rocket-booster-rocket-lab ニュージーランドの海岸沿いには2つのロケット発射台が存在します。そのうちのひとつはアメリカのバージニア州に拠点を置くRocket Labの、小型衛星を宇宙まで運ぶための再利用可能ロケットである「Electron」を打ち上げるための専用発射台です。地球の重力は非常に強力であるため、宇宙船を宇宙へ運ぶためのロケットの3分の2は大気圏を離脱するために使用されます

            ヘリコプターを使って打ち上げ後の落下するロケットブースターを空中でキャッチするという試み
          • TENGAロケットを一緒に宇宙へ飛ばそう!「TENGA宇宙隊員募集」!

            FUNDEDこのプロジェクトは、2021-02-01に募集を開始し、153人の支援により1,833,680円の資金を集め、2021-04-21に募集を終了しました 以前堀江さんから、堀江さんがファウンダーを務めるインターステラテクノロジズさん、そして、長年手掛けているロケット事業のお話を伺いました。「宇宙を身近にし、誰もが行ける未来を作る」というビジョンを掲げ、日々チャレンジしていること。モノづくりにこだわる姿勢、常識に囚われない手法など、共感する内容に溢れていました。 なぜなら、私たちTENGAも、2005年7月7日の誕生以来、タブー視されがちな「性」を、ポジティブなものにしたいと挑戦してきたからです。「性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく。」というビジョンに向かって、ずっとチャレンジを続けてきました。 そして、その先にTENGA が目指しているのは、 自分らしさを尊重し合えるこ

              TENGAロケットを一緒に宇宙へ飛ばそう!「TENGA宇宙隊員募集」!
            • ロケットラボ、キヤノン電子の超小型衛星を搭載したロケット打ち上げ成功

              (Credit: ロケットラボTwitter)米民間ロケット会社「ロケットラボ」は、日本時間10月29日早朝、同社の「エレクトロン」ロケットを打ち上げました。打ち上げは同社が所有するニュージーランド・マヒア半島にある打ち上げ基地で行われ、ロケットには日本のキヤノン電子が開発した超小型人工衛星1基、米衛星ビジネスデータ会社プラネット・ラボ社の超小型地球観測衛星9基が搭載されました。 搭載されたキヤノン電子の人工衛星「CE-SAT-ⅡB」は重さ35kg、サイズも292mm×392mm×673mmとかなり小型です。高度500kmの太陽同期軌道に投入されます。人工衛星には望遠2つと広角のカメラが搭載されており、新開発の超高感度カメラにより、深夜の地上観測も可能になるとのことです。2年間の実証実験を行う予定となっています。 一方、プラネットラボ社の衛星「SuperDoves」は9基搭載され、無事に軌

                ロケットラボ、キヤノン電子の超小型衛星を搭載したロケット打ち上げ成功
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