空中発射ロケット企業Virgin Orbitはなぜ破綻したのか？｜ina111 / 稲川貴大

航空機にぶら下げたロケットで小型人工衛星を打ち上げる、いわゆる「空中発射ロケット」のVirgin Orbitが2023年4月4日に倒産し、5月には資産が売却され事業停止した。 4月時点では民事再生法に相当するChapter 11であり、事業継続も検討されていたが、航空機や工場、試験場など主な資産が売却されたので事実上の会社清算で経営破綻となった。 ここではVirgin Orbitの悪かった点を挙げていくが、彼らは民間で人工衛星打上成功させた世界有数の偉業を成し遂げた企業である。技術的には本当にすごいことを成し遂げている。歴史に名を残す企業だと思っている。 一方で事業としては継続できなかった。 この理由を、同業のロケット企業をやっている身からの目線で見てみる。 空中発射ロケットの歴史空中発射ロケットで小型人工衛星を軌道投入させるコンセプトを実現したのはVirgin Orbitで2社目である。

[kotaponx]

高度と速度はたかがしれてるけど、射場を選ばない(緯度を稼ぐ)とか天候に強いとか長所もある……けどペイロードがなぁ。ガルダ級とかバンシー級空中空母とかあれば

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笹本祐一の「星のパイロット」がこの方式だったが、ネットで読めるあとがきがこれ http://www.webmysteries.jp/archives/29366738.html

[quick_past]

Virginが失敗したのは、資金を無駄に使ったからだけのこと。小さいロケットだから開発費も安くなるわけではない(1億ドルじゃなにもできない)。よその事より自分達の製品をまず完成させたらいかがか。

[naqtn]

"幹部がボーイング社経験の人たちで、仕事の仕方がボーイング的だった" ほほう

[sakoken]

おもしろい

[sakstyle]

空中発射自体にそれほどメリットはなく（サブオービタルならある）、コスト高く、航空機扱いとなるが故に求められる基準も高く、なのに、資材や人員に無駄があったり、海外展開急ぎすぎてたりと経営面の問題も

[kenchan3]

メリットに空気密度が低い10kmあたりで打ち上げるからMaxQのハードルを越えやすいとかなかったっけ？　まあ打ち上げがなくても飛行機側のメンテは必要なので、暇な時は貨物輸送でもとは思ってた。

[sgo2]

https://www.planet-net.jp/blog/column0003/ 低軌道衛星が2000km、国際宇宙ステーションが400kmに対してジェット機10km

[goldhead]

たいへん面白い記事。

[death6coin]

ハスミ大佐がいなかったからさ

[t_f_m]

あとで