ウェブページのパフォーマンス向上を目指す場合、ウェブフォント(特に和文フォント)の使用は避けるべきと言われます。これは、ウェブフォントのファイルサイズが大きく、ページの読み込み速度に大きな影響を与えるためです。 しかし、デザイン上の要件やブランディングの観点から、ウェブフォントの使用が必要不可欠なケースもあるでしょう。本記事では、ウェブフォントを使用しながら、できる限りパフォーマンスを最適化するためのヒントをご紹介します。 検証環境 使用フォント: Google Fonts の Noto Sans JP 開発環境: Next.js 測定ツール: Lighthouse 説明の都合上、First Input Delay (FID) など、古い指標についても言及します 和文フォントが重いのはなぜか 欧文フォントと和文フォントには、収録文字数に違いがあります。欧文フォントはラテン文字と記号で約 1