今回は名声過実(めいせいかじつ)です。 実力以上の名声、噂ほどではない、ということです。 かっこわり。 これってさ、実際使うときどうなんだろうね。嫉妬で使う場合もあるよね。 あー、あるでしょうね。そもそも言葉選びと言うのは自分の都合に合わせてするもので真実を追究するものじゃないですから。 自分の準備不足でも、時間がなかった、って言うし、がんばりたくない時は、もうやっても無駄だって言うし、判らない時はくだらないって言うもんね。 ですから、名声過実もご自由にご利用ください。 出典は「史記」でした。
今回は咳唾成珠(がいだせいじゅ)です。 ちょっとした一言などでも珠のように素晴しい、と言う、詩などの才能をほめる言葉、咳払いや、唾にいたるまで恐れられるほどの権力、勢いと言う意味、です。 2つの意味が全く違うじゃん。 言葉は同じなんですが、使った人が違う意味で使ったんですよ。 よく調べて使えよ。もー、だから同じ言葉に色々な意味が付いちゃうのか。 昔の人だと意味が増えて、今の人だと、間違えて使っている、って言われるのは納得行かんな。 時間が流れて定着したら、正解なんですよね。今も言葉は変わり続けていますからね。 それにしても、咳払い1つでビビるほどエライのは判るけど、唾(つば)ってなんだい?本当に唾かけちゃうの? 咳唾(がいだ)って言うのは、そのまま咳と唾と言う意味と、目上の人の言葉を指す意味があります。 へー。 出典は「後漢書」「晋書」でした。
今回は克伐怨欲(こくばつえんよく)です。 人間の良くない心を意味します。 克 人に勝ちたいと思う心 伐 自分の自慢をすること 怨 人を怨むこと 欲 欲が強いこと それをガマン出来ればいいの?出来ないけど。 コレは、孔子の弟子が孔子に聞いたのです克伐怨欲(こくばつえんよく)を押さえられれば、仁と言えるか? それを聞いた孔子は、それは難しいことだけど、それが出来たら仁と言えるかどうかは私には判らないよ。と言ったそうです。 ハッキリしなさいよ、孔子!イライラしちゃう。 仁はそんなにカンタンではありません、こうしたら正しい、と言うのはその状況によりますね、そして見る人にもよりますね。克伐怨欲(こくばつえんよく)と言う言葉には、良く考える、と言う意味が含まれてもいませんよね。 克伐怨欲(こくばつえんよく)は、良くない心持ちを記していますが、それさえすればいいという考えは、仁には遠い気もしますね。 孔
今回は君辱臣死(くんじょくしんし)です。 君主の屈辱は、臣下が命をかけてでも晴らす、と言うことです。 使い道ねぇ!使わねぇ!! まあ、昔の言葉ですから。 こんなこと部下に言ったら、今だったら捕まりかねん。 パワハラになりますかね。 戦国春秋時代の、呉越の戦いで、最後に越が勝った後に范蠡(はんれい)が言った言葉です。 孫子がいなくなった後に、呉は負けちゃったんだよね。 越が呉に負けたとき、自分が死ななかったのは、君辱臣死(くんじょくしんし)、呉を倒し屈辱を晴らすためです。それを果たした今、昔の敗戦の罰をお受けします。と主君に言ったそうです。 へー、それでどうなったの? 范蠡(はんれい)は引退したみたいです、実際、他の臣下たちは後々罰せられています。まあ、辞める言い訳で言ったんでしょう。 忠義心で言ったんじゃないんだ。 苦しい時は一緒に頑張れても、良くなったら自分の好き勝手にしたいものです。だ
今回は雲心月性(うんしんげっせい)です。 自分の利益や地位にこだわらない心持ち、です。 そぉなの?雲とか月ってそうなの? な、なんですか、なんとなくですよ、なんとなくに決まってるじゃないですか。 いや、なんか月は判る気もするけど、雲は? 雲は風に逆らわないですからね。 上司の言いなりだったら、いいの? そんなこと言ったら、月だって、地球の引力に引かれてくるくる回って、太陽の光を反射してるだけですよ。 まあ、月や雲が、今月の支払いを気にしたり、とか、太陽を妬んだりとか、してないから、そういう世俗に染まらない所を言ったんですよ。 まあ、判らなくも無いけど。 出典はわかりません。
今回は雲中白鶴(うんちゅうはっかく)です。 高潔な人柄を指す言葉です。 なんとなく、ほめ言葉だよね、すぐ判る。 そうですね、邴原(へいげん)という男が、公孫度(こうそんたく)に、すごく礼遇され、大切にされていたのですが、邴原(へいげん)は、故郷に帰る、と言いましたが、許可されなかったので、だまって帰ったのです。 それを知った後、公孫度(こうそんたく)は彼を評し「彼は雲の中の白い鶴のようなもので、ツバメや、スズメの様に網でつかめておくことは出来ない」と言ったそうです。 だまって帰っちゃダメじゃん。恩知らずめ。 いや、財物では邴原(へいげん)を止められなかった、と言う話です。だまって帰らないと、帰れなかったんです。 この話は「三国志」「世説新語」に載っています。どちらも同じ内容ですが、この雲中白鶴は、婦人をほめる時の言葉、と解説しているものもあります。 出典は「三国志」でした。
今回は騏驥過隙(ききかげき)です。 あっという間のこと。時の流れの速さを言った言葉です。転じて、人の一生の短さ、はかなさを言った言葉でもあります。 光陰矢の如しでいいでしょ!!光陰如箭(こういんじょせん)で!こんなの変換で出ないよ!! ま、まあ、普通出ないですね。でも、結構有名な言葉なんですよ。 言葉は、ありきたりじゃない方が、意味を強調できる効果もありますから。 でも、見ただけでイヤになるよ。 実際は書いてみると、馬偏に、其の一、の其、馬偏に北、異なる、過ぎる、に隙間の隙ですよ。 そう言われると書けるかな。隙間の隙ってあんまり書かないな こざと偏に、しょう、ひ、しょう、って覚えるんです。 1回書くと、結構覚えますよ。「騏驥」は、大変足の早い馬、それが走り去る一瞬の間、ってことなんです。 なるほどね、人生は大切に使いたいから、ちょっと美味しいものでも食べてくるわ。 あ、にげられた。 出典は
今回は寒山拾得(かんざんじっとく)です。 大変な変わり者のことです。 なんでやねん。 この言葉を、四字熟語で調べると、意味の所に、延々と、寒山(かんざん)と拾得(じっとく)と言う二人の変わり者の説明があります。カンタンに言うと拾得は、お坊さんで、寒山はホームレスです。 ですが、これだと、寒山と拾得の説明にしかなりません。四字でひとつの意味を形成していません。実際に言葉が使われる時は、寒山拾得じゃ、あるまいし、何て感じで、そんな奇人変人じゃないよ、的な使い方をします。 実際に使われる時は、変わり者って意味で使うのか。 まあ、そういうことです。実際にいたかどうかは判りませんが、大変有名な人物ですので、覚えておいても損は無いでしょう。 森鴎外の作品にも「寒山拾得」と言うものもあります。禅画の題材にもなっています。 へー!にわとりさんが知らないだけで有名なんだ! 宋の時代の高僧伝など、様々な所に記
今回は破天荒解(はてんこうかい)です。 誰も出来なかったことを成し遂げること。 え!なんか想像と違う!しかも「解」って何よ!「破天荒」、めちゃくちゃ!ってイメージなんですけど!! 間違いです。 でも、もう間違い、って言っていいのか、と思うほど、その使い方で通ってますよね。 ですよね!ですよね! だから、他の人がその使い方したらスルーして、自分は正しく使えばいいんじゃないですかね。 でも、破天荒って言ったら、誤解されるよ。 じゃあ、破天荒解の代わりに、前代未聞って言えばいいんじゃないですか。 じゃあ、そうするわ、だいたい破天荒ってなによ、全く意味がわからん。 天荒は、荒れた土地、未開の地のことです、文化的な意味でも使われます、この言葉の場合、この意味です。 地方試験に合格して、都で科挙を受けるために人を送ることを「解送」といいます、解送される人を「解」と呼びます。 昔の中国の荊州では、長い間
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く