前にも言ったかもしれませんが、私はミステリをほぼ発表年順に読んでいます。さらによっぽど入手不可の作品じゃない限りシリーズ順にです。なんだ、そんなのあたりまえだろ、という方もいらっしゃるかもしれませんが、単純に「そうしたい」からという拘りだけじゃありません。 なにより重要視しているのが書かれた時代です。ある程度同じ時代の作品をひとまとめにして読んでいかないと、作中に登場する通信手段や移動手段、また警察の捜査方法までガラリと変わってしまい、作品についていけないときがあります。そうなると、同じ評価の観点で眺めることも難しくなり、不公平でもあります。 そんな理由から私は、ミステリが書かれた時代をざっくり区分化してしまい、名前をつけ、順番に読むことにしているのですが、まず最初に今回改めてミステリから時を読もうと思ったきっかけから話そうと思います。 ついに1940年代に突入! 先日ついにアガサ・クリス