→紀伊國屋書店で購入 「いま、神はどこに」 2009年の収穫といえる哲学書の翻訳を、一つ紹介しておこう。「神」について語ることは、現代いかにして可能か。二十世紀を生き抜いた哲学者ハンス・ヨーナス(1903-1993)は、本書に収められた晩年のエッセイ三篇のなかで、この問いに真摯に取り組んでいる。コンパクトでありながら、ずっしり重い一冊。 「神について語ること(テオロギア・神学)」なしに哲学がありうるかは、定かでない。ひょっとすると、神学の可能性と哲学のそれとは一蓮托生かもしれない。少なくとも形而上学の歴史は、神という主題と命運をともにしてきた。だとすれば本書は、現代における哲学の可能性に取り組んでいるともいえるのである。 著者は、ハイデガーの数多い弟子の一人である。ややマイナーな話題ながら、2009年9月、「いま、神はどこに」を統一テーマに、ハイデガー・フォーラム第四回大会が開かれた。発表
こびとさんを大切に 私たちが寝入っている夜中に「こびとさん」が「じゃがいもの皮むき」をしてご飯の支度をしてくれているように、「二重底」の裏側のこちらからは見えないところで、「何か」がこつこつと「下ごしらえ」の仕事をしているのである。 そういう「こびとさん」的なものが「いる」と思っている人と思っていない人がいる。 「こびとさん」がいて、いつもこつこつ働いてくれているおかげで自分の心身が今日も順調に活動しているのだと思っている人は、「どうやったら『こびとさん』は明日も機嫌良く仕事をしてくれるだろう」と考える。 暴飲暴食を控え、夜はぐっすり眠り、適度の運動をして・・・くらいのことはとりあえずしてみる。 それが有効かどうかわからないけれど、身体的リソースを「私」が使い切ってしまうと、「こびとさん」のシェアが減るかもしれないというふうには考える。 「こびとさん」なんかいなくて、自分の労働はまるごと自
This webpage was generated by the domain owner using Sedo Domain Parking. Disclaimer: Sedo maintains no relationship with third party advertisers. Reference to any specific service or trade mark is not controlled by Sedo nor does it constitute or imply its association, endorsement or recommendation.
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く